島国大和のド畜生
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本:機甲天使ガブリエル 感想
 機甲天使ガブリエルは、宮武一貴と加藤直之による「パワードスーツ本」。
 富野由悠季が推薦文を書いてたりする。

 この時代のメカ好きには堪らない一冊になっている。

 宮武一貴と加藤直之というコンビはハインラインの「宇宙の戦士」の日本版にて、「あの」パワードスーツをデビューさせたコンビであり、そのデザインは今も古びることがない。

 そしてガブリエルは80年代に、大人の男の着せ替え人形玩具としての位置づけで作られた企画であったという。
 ハインラインのパワードスーツが、動力甲冑として、メカを着るものであったのと違い、ガブリエルは搭乗者の身体が外部に露出し、搭乗者の関節とは無関係の箇所に関節のある、フレーム型。

 当時のデザインは現在の主流のデザインと、細部レベルでなく、シルエットのレベルで異なっていて、大味ながら発明、発見が大量に含まれていて、図版を見ているだけで楽しい。
 また、新たに描き起こされた加藤のカラー図版は、すべて1/12スケール統一という気の効きっぷり。


 でも、実際は図版よりも、絵に対するコメントや文章の方が面白い。
 なんというか、デキるデザイナー同士の紙面トークになっている。
 装着者が足元を見ることのできないスーツのデザインを気にする加藤に対し、宮武が自分がかつて「かんじきを履いて足元を見ずに雪山を歩き回っていた」例を挙げ「馴れの問題だ」と言い切るとか、そういった文面が多々あり、漫才というか、洋画の吹き替えみたいというか。
 この二人は若いころ10年ぐらい机を並べて仕事をしていたそうで、その辺の気安さが良い方向で出ている印象。
 他にも、マクロスのクアドランローやヌージャデルガーに対する言及とかもあったりして、色々と面白い。(あれも巨人が着てるけどパワードスーツだ。)


 個人的に、バイクのように腹這いで搭乗するタイプのメカ、記号的にはリアリティ満載なんだけど、変形するメカなど、良い感じのデザイン画が多いので満足。
 でも、図版にラフが多いのや、文章が全体を通してのまとまりに欠けるのが、高額本(3000円ぐらい)としては物足りないのが不満。でもこの手の本てこんなもんだし有難味はかなりある。

 気になった人は、amazonで、紹介文面が結構あるので見てみると良いと思います。

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