島国大和のド畜生
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いじめの無くし方
 いじめに関するエントリをあちこちで見かけたので思うところを書く。

http://fragments.g.hatena.ne.jp/chanbara/20080817/1218985397
http://diary.lylyco.com/2008/08/post_144.html
http://d.hatena.ne.jp/KoshianX/20080928/1222578859


 いじめ(苛め)は、群れを作る動物のサガだと思うが、こと学校教育レベルでは、無くすことが可能だと思っている。
 以下、私的な考えだが、今、この瞬間、問題を抱える人も居るかも知れないので何かの足しになればと、文章に纏めてみた。

レジュメ
・いじめとは何か
・なぜ学校でのいじめは問題になるか。
・どうすれば、いじめを無くせるか。
・いじめの関係者へ

・いじめとは何か
 人間に限らず、ある種の動物は群れを作る。
 群れにはヒエラルキー(階層的上下関係)が存在する。
 群れの個体は、常にどちらが上かを確認しあうことになる。
 これがいじめとなる。

 大きな群れは、生物的な生存競争において優位となる(外敵の脅威に晒されない)。すると群れの中の優位競争に重きが置かれる。

 ようするに「安全になると仲間内での競争が増える」ということ。

 高度な群れを形成する、イルカやサルの社会は内部抗争が多いという。

 つまり、実社会の生存競争から距離をいた学校という群れの中で展開される優位競争の1つが「いじめ」。
 いじめっ子が、自分の優位を確認するためにいじめを行う。
 何のことはない、サルのマウンティング(優位性を誇示する行為)と同じようなもの。

 学校に限らず、会社でも、サークルでも親戚づきあいでも、生存競争から遠い場所では別の力関係が働く。
 力関係があるところはその確認行為が行われる。

 お前はオレより下位だとか、オレが最上位だとか。そういうの。

 大雑把に言えば、いじめはこの、ヒエラルキー確認行為のタチの悪いものと言えると思う。

 自分が強者である事を確認しアピールする為にいじめを行う事のなんと愚かしい事やら。



・なぜ学校でのいじめは問題になるか。
 平和の象徴とされるハトは、狭い檻に二羽を入れておくと、死ぬまで喧嘩をするという。
 野生状態のハトは死ぬまでは喧嘩をしない。これは空へ飛んで逃げる事が出来るから。
 学校は檻であって、そこから逃げることが許されない。故に問題となる。

 会社や、サークルはやめることができるし、親戚づきあいは距離を置くことができる。ある程度の年齢になれば、生存競争の方が重要なため、群れ内でのヒエラルキー競争の重要性が減る。
 いじめなんかやってる場合じゃない。
一部の精神が成長しきれない個体が、それなりの年齢に達してもいじめを行ったりするが、そういう個体が上位に立てる群れには属さないという選択肢がある。

 でも、学校は逃げ場が無い。
 また、学校内でのヒエラルキー競争は、そもそも関係者全てが(精神的に)幼い為に、行き過ぎやすく、理不尽化しやすい。
 (いじめによる自殺の多い職場として、海軍が上げられる。あれも船に乗ってしまったら逃げ場がないからだという。)
 さらに言えば、会社やサークルというのは目的を持った集団だけど、学校というのは、比較的無目的な集団のため、目標を見失い、グループ内ヒエラルキー競争の泥沼にはまりやすい。
 (ガリガリの進学校にはいじめが少ないというが、それがもし本当なら、目的が明確な為だろう)
 (平時の軍隊でいじめが発生しやすいのに関連性はあるだろうか)

 その上で、彼ら彼女らの価値観は、友だちとの良好な関係が最優先だ。(学校が世界のすべてで、その関係性は無目的に「仲良しで居るための仲良し」だから)そのため事態がよりいっそう深刻化する。
 大人から見れば何故そんなつまらない事で。という理由で深刻に悩んだり自害したりする。



・どうすれば、いじめを無くせるか。
 いじめを低減させるには2つの方法がある。
1・法で裁く
2・群れ内ヒエラルキーを重視しない環境を作る。

1・法で裁く
 まずは、ごく単純に、普通の法によって裁くべきだ。
 暴力は傷害罪、物を壊せば器物破損。
 学校の中でそれが通用しない場合が多い為に、いじめがエスカレートする。
 「いじめカッコ悪い」ではなくて「いじめ割に合わない」でなければ、いじめはなくなりはしない。
 いじめ自体は「いじめる人間の問題」であって、「どんないじめられっ子も、いじめっ子の居ないところではいじめられない」

2・群れ内ヒエラルキーを重視しない環境を作る。
 学生時代は、実社会から切り離されているので、友人関係が最大の重要事項になる。
 そもそも、これは果てしなくイビツであって、社会に出たらそんなものは2の次以下であるというのは、もう少し教育に含まれても良いのではないか。
 少なくとも群れ以外にも、所属できる場所(家庭とか、他)をなんとか作ることは出来ないか。

 教育制度的な問題に踏み込んでよいのなら、ヒエラルキーの固定化を防ぐという手がある。
 いじめとは、群れの中でのヒエラルキーの確認行為である。と述べた。
 上位個体は下位個体をいじめることで、自分が優位であることを周囲に示し、自らも納得をする。そういう行為がいじめとなる。
 それならば、群れを常に意識的にシャッフルすれば良いのではないか。
 クラス替えの頻度を上げる、学区をもっと大雑把に割り、転校の自由度を上げる。

 ヒエラルキーが固定化しなければ、いじめではなくただのケンカでしかない。

 いじめられっ子の逃げ道として、いじめっ子のやり直しの方法として転校や放校、クラス変えは利用されるべきだ。
 そもそも学校教育という場は逃げ場がなさ過ぎる。

 檻にハトを入れるならなるべく、短時間にしておいたほが良い。


・いじめの関係者へ
・いじめの被害者は
 いじめなんて所詮は群れのヒエラルキー競争でしかないので、キツければ逃げればいい。
 ヒエラルキー競争に勝つ必要はない。群れによっては、最下位に居ても居心地の良い群れというのが存在する。
「ここで逃げたら逃げた先でも同じ」なんてことはない。リセットスタートしたほうが、攻略が楽だ。そうやって立ち位置、振舞い方を学なんでいくといい。若い内は環境を変えることでリセットスタートが出来る。
 歳を食うと自分内の蓄積が重要なのでリセットスタートは出来ない。克服するなら若い内に。
・いじめの加害者は
 物心付いたとき、胸掻き毟るぐらい後悔する。いじめはやめておいたほうがいい。
 後悔しないようなら、そういった自分を後悔する。
 また、社会に出てからのヒエラルキーは、いじめで構築できたヒエラルキーとはまるで違う。
 社会では、何を持っているか、何ができるか、価値が決まる。かつてのいじめられっ子やその関係者、親族が、自分の上司や、取引先に居る可能性がある。
 ティムバートンは映画監督として富を得たが、彼の楽しみは自分をイジメた人たちが惨めな生活をしているのをカフェから眺めることだという(誇張)
 そうでなくても、幸せの絶頂のとき、かつて行いがトリガーとなり、どん底に突き落とされる場合がある。
 人を呪えば穴二つというのはある。

・保護者、学校は
 とりあえず、酷いものは法的手段。そうでなくてもヒエラルキーの固定化をなんとか避けるべき。
 別の群れを用意してやれるのがベストだが、それが無理でも逃げ道ぐらいは用意を。
 人の人生に影響を出してしまえば、その後心穏やかに保つのは難しい。



 といった感じで。
 最初はもっとグダグダに砕けた文章だったんですが、リアルタイムに当事者な人や、過去の行いを悔いている人、過去のトラウマが煮詰まってる人、いろいろ居ることを思って、固めに整えなおしました。おかげでちょっと偉そうですがそこは勘弁。

 なんというか、実はこんなの本当にしょうもない問題だと思いますよ。でも当事者からはそうは見えないわけで。結果的に取り返しの付かない事になった人もいるわけです。

 そういうのが、発生しないように、やはり周りがフォローしてやるべきだと思います。

 今回の話は俺の学生時代にゼミのコンパで、転校が多くていじめられっ子だったと言うのを明かしてる人が居て、その時の話を基にしています。

 でも、彼は別にいじめられっ子風じゃなかったんですね。
 本人曰く、
「転校ばっかしてたから、じゃあ今度はこう振舞おう、とかやってるうちに何とかなった。」
世の中そんなにうまく行く話ばかりじゃないとは思うんですが。思いつめちゃうよりは、逃げていいと思っておいたほうがナンボかマシかと。
 他、大学時代、中学頃のいじめを後悔してるといういじめっ子の後輩が居たのだけど、彼はいじめっ子風の顔をしていたのだが。ふとした時に思い出してつらくなるという。その時は自分の中でも整理がついていなかった。
 当人に許しを得るまで、さいなまれるだろう。

 webをブラブラしてたら、なんというか、「そこで逃げたら、これからずっと逃げる続けることになる」みたいな言説をいくつか見て(リンクしてません)この辺の話を思い出したので、書きました。

 そこまで上手く行かなくても、人生なんて大して長くないんだから、死ぬまで逃げたって生きてられますよ。そんな足場の悪いトコで戦うぐらいなら、もっと戦いやすいトコ探すべきでしょう。
 大体、群れによっては地位的に最下位でもいじめられないトコだってあるわけで。
 この辺の逃げてもいいじゃんというのは、解決にならなくても最悪の事態は回避できると思うので。

 逃げちゃいけない事態って、実は「逃げるな」って言ってる人のコストの問題だったりすることがありますしね。

 逃げてから体制建て直せばいいし、どうせ逃げるつもりなら無茶してもいい。

 すべては他人事だし、webからなんで、私ごときが、本当に親身な話なんか出来っこないですが、それでもなんつーか。悩んで自傷に走るこたぁ無いよと。
 上手くいえませんけども。

2008/10/19(日) 20:32:41| 固定リンク|未分類| トラックバック:0 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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