島国大和のド畜生
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普通に生きるのに、耐えられない社会で。
原因は上司のパワハラ? 部下の能力不足? 職場の人間関係とうつ
 という記事があって、これまた物凄く勝手に要約すると
 鬱になった本人に聞いた事情と周りから聞いた事情で全く違っていて、仕事が辛くて鬱と思いきや、これ本人の能力不足じゃないの?
 みたいな例が上げられている。ちょっと問題があるなと思う。
 「鬱になるのは本人が悪い」という事例になっているのは配慮が足りないなと。
 鬱なんて物理的なセロトニン、ノルアドレナリンの障害なんだからさ。本人の責任にしても治らない。治療を受けろ、薬飲め。
 さらに言うと、能力、適正の有無とその後、鬱になるかどうかは、まったく別の話。

 んで、それはさて置き(鬱は病気なんだから治療しようよ。周りも暖かく見守ろうぜで終わりだもん)別の問題として「能力、適正のない人間をどう扱うか」という話があって、それでも高給で優遇しろとなると、もともと会社なんて、立ち行かない。

 このレベルの問題を会社にどうこうするように求めるのは、スジがちがう。

 組織には「稼いでる奴」と「稼いでない奴」が居て、稼いでない奴は、稼いでる奴の稼ぎで食ってるのね。
 この稼いでない奴を、公平に扱うってのは、利益追求団体としては無理なわけ。心情的にはどうにかしたいと思う人も多いんだろうけど、それをしちゃうと、稼いでる奴を搾取することになっちゃう。
 昔は、稼ぎ頭とそのサポートみたいにわりと上手く回ってたという話も聞くけど、今は全員が稼ぎ頭か、クビかの2択みたいになっていて(しょうもない仕事は、派遣やバイトで回すから)、結局、能力、適正のない奴の居場所がなくなってしまう。悲しい時代なわけです本当に。

 んで、こんなのは一社の問題じゃない。たとえばマクドやトヨタが、残業代払わないとかそういう事をして市場を形成すると、同じように残業代払わない企業じゃないと、その市場で闘えなくなってしまう。

 今の労働市場のシステムってのは、昔は熟練技能者やスキル持ちでないとできなかった仕事を、分解し、マニュアル化して、誰でも、それこそ取り換えの効く人材で出来るようにして、そういった人を安く搾取することで成り立っている。

 その結果が、負け組とか、フリーターとか、搾取される人の増加を生んでいて、さらに搾取に耐えきれないから鬱になったり、メンヘラになったり、引き籠ったりしてしまうわけで。
 そのうで社会保障費も削ってしまおうというのが、今のこの国のあり方なわけで。

 昔ならば、最低賃金上げて、それによって労働者の質の確保と消費者の底上げするのが、景気回復につながったりしたわけだけど、グローバル化の昨今、金払う客は海外にいるから、国内には奴隷労働させとけってなっちゃう。
 ほんとグローバル化ってのは「高い商品買ってる君たちはかわいそうです」とか言って寄って来て、その「安い商品を作る奴隷」にしちゃうんだから、ロクなもんじゃない。

 ポーカーの格言で「そのテーブルにカモが居なけりゃ、お前がカモだ」ってのがあって。
 そういう風にカモを探しながら生きるのは厭なんだけど、そういう時代がここに来て、適応できない人、カモになっちゃった人、カモであることに割り切れない人が、どんどん悲鳴上げて壊れていく。

 適当に折り合いをつけて生きていくってのを覚えるべきだと思うけど、その適当が年々難しくなっていく。これが右肩下がりな経済ってことなんでしょ。

 酒でも飲むべぇ。

2008/05/28(水) 20:35:12| 固定リンク|仕事| トラックバック:0 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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