島国大和のド畜生
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物語の進行方向について(日本漫画のメリットとか)
 果てしなく唐突だけれど。
 「チキチキマシン猛レース(アニメ)」が治療中の医者のモニターで流されていたので、ボーっと見ていたら、日本の漫画の優位性に関して前々から感じてた事を思い出した。

 ので、ツラツラと書いてみる。

 「チキチキマシン猛レース」は常に右から左に向かってレースをしているのだ。


 それがどうしたって?
物語の進行方向
 うーんと、日本の漫画は「右開き」で物語が右から左にすすむ。これは縦書きの文字の進行方向にあわせてある。


 西洋圏の漫画は「左開き」物語は左から右にすすむ。これは横書きの文字の進行方向にあわせてある。



 「チキチキマシン猛レース」は、アメリカ製のアニメなので、あちらの漫画文化に照らし合わせた場合、左から右に進むべきではないか。しかし違う。

 何故違うか?わりと簡単に想像が付く。2つあると思う。(想像はハズレかもしれないけども)

 1つは、まず人間の顔は向かって左向きの方が、描きやすいから。絵というのは、外から内のストロークで描く為、鼻の角度などを考えた場合に左向きのほうが描きやすいとされている。(ちなみに自分は左利きだが左向きの方が描きやすいのでこの説は微妙だなぁと思ってるけど、それでも左向きの絵の方が描きやすいという人が圧倒的に多い)



 左向きの顔の方が書きやすいなら、右から左にむかって移動するレースになるのは理解に易い。


 2つめ、舞台用語で上手(かみて)下手(しもて)という言葉があって、上手は観客から見て右、下手は左を言う。
 そして上位の物は上手から登場するというルールがある。(心臓の位置から右側に圧迫感をおぼえるのでそうなっているとかいないとか)
  例えば天竺に向かって旅する三蔵法師一行は右から左に向かって移動したほうが良くて(主役だから右から登場)その後お釈迦様との対面シーンでは左右をひっくり返して右向きで出会ったほうがよい。みたいな話。(話端折り過ぎ)




 えー?そんなことある?とか思う人も少しはいるかも知れないんだけど、例えばガンダムを例にとると、アムロとシャアの構図なら、アムロは左向き、シャアは右向きってのが多いはず。劇中ホワイトベースは基本的に左に向かって進む。ジオンは右に向かって向かい撃つ、という構造が多い。(第一話は出航前のホワイトベースでなく、サイド7に向かうファメルが左向きで登場する。主体がそっちだからだとおもわれる)(Zの一話でシャアが侵入するのは左向き、逃げるのは右向き、みたいな。)
 ガンダム以外でも、概ねそういうのはある。自分も昔漫画描いたりしてたけど、特に意識しなくてもそういう風になった。

 んで「チキチキマシン猛レース」の話に戻る。このアニメは右から左に話しが進む。
 もし「チキチキマシン猛レース」をアメコミ化した場合、英語は右向きに書く文字なので、レースも右向きにしないと読みにくくって仕方がなくなってしまう。

 物語的には左に向かって進んだほうが良いのに、文字の制約で右向きに進まざるをえない。
 これは微妙な違和感として、知らぬうちに集中を阻害したりするんじゃなかろうか。

 そして、横文字文化圏の漫画は全般的にこの問題が発生するんじゃなかろうか。

 そんなわけで。ざっくし纏めると。

 日本の漫画は、もともと縦書き文字が左に進むのに合わせて、左に向かって進行するので、物語の進行方向が超いい。感覚にマッチする。(んじゃないかな?と)
 加えて左向きの顔は描きやすいから、描く方からしても具合がいい。

 それに対して横文字文化圏の漫画は、進行方向が逆なので、どうにも読みにくい感じが有る。
 一時期アメコミにハマって結構読んだんだけど、アメコミはコマで時間の流れを制御するのが少なくて、イラスト的なのが多い。その理由には漫画文化的なもの以外に、そういった、文字の流れる方向と、物語の流れる方向の違和感による部分もあるかもしれない。

日本の漫画的な、時間の流れを制御したコマの例
動画的というか。意味伝わるかしらん。

アメコミ的な、時間の流れを1コマでやっちゃう例
えらくイラスト的。


 繰り返すと、 こういう進化の仕方をしたのは、手塚治虫とかあの時代の日本の漫画家の活躍を抜きには語れないんだけど、日本の漫画が、これほどまで定着したのは「右から左に物語が進む」というのが「生理的に座りがいい」ってのも、多少は有ったんじゃないのかなぁ。という勝手な考察。
 あながち全部間違いじゃないんじゃないかな?と思ってる。

 実際漫画描いたりすると、意識しなくても、物語は左に向かって進むし、重要なシーンでは振り返ってキメ顔かいてたりするもん。

 この辺は、にわか知識で過去に読んだ本とかか、思いつきとかなんだけど、もしかするとどっかにそのものズバリが書かれてた本があったかも知れない。自分の創作かもしんない。誰かズバリの本とか知ってたらおせーてください。
 時々、自説だと思っていた内容が、スゲー昔に読んだ本だったり、ツレん家でパラパラ見た内容だったりして、やべぇ!とか思う事があるので。(もうね。自分の知識なのか人の借り物なのか判別つかなくなるのよ。大変怖い)

 それを確認するために、長文書いたら、あんまりにも解りにくかったので、ラクガキ程度だけど絵を足してみました。途中で絵を描くのが楽しくなるという本末転倒。

 そんな感じのお話。伝わったかしらん。挿絵いれたらなんとか読めるようになった気がする。
 タブレットPCバンザイ。しかし、もうちょっと完結にかけぬものか。

追記:
 上手下手は海外でも共通。海外は観客席からでなく、舞台側から見て(stage right、left)と言うので混乱しやすいけど、上位を観客から見て右に置くのは同じ。

更に追記:
 ゲームの進行方向についても書いてみた

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