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ゲーム企画書の書き方:新卒篇
■ゲームの企画書の書き方

 ゲーム会社が新卒でプランナーを採用する時の書類審査で「何でも良いからゲームの企画書を提出してください。」というのが良くある所為か、最近ゲームの企画書の書き方を聞かれる事が多い。
 今回は、ざっくりとその書き方を書いてみよーと思います。
 ここ、テストに出ます。(嘘)
■新卒採用試験用用企画書の書き方
 この手の新卒判断用の企画書は、ページ数指定がないなら、4~5ページぐらいでいい。多いと読む人が面倒だから。ページ数が少ない代わりに丁寧に解り易く書く。

 以下ページ別の書き方。参考程度に。

・1ページ目
 表紙。とりあえず、タイトルとかジャンルとかプレイ人数とか規模とかを、適当に書けばいい。
 どんなゲームかがわかればいい。それこそアクションかシューティングかRPGか、パズルか。
 そういうレベル。
 文字にして3行ぐらい。でっかい字で書いておくのがオススメ。読むのが面倒じゃないから。
 絵があるとなお良い。ネットうろついて適当な絵を拾えばそれでいい。

・2ページ目
 でっかい字で、そのゲームにしかない特徴をかく。
 でっかい字で、その特徴によって、いかに面白いかを書く。
 でっかい字で、その面白さで、ユーザーにどう気に入られるか書く。
 なるべくそれらが想起し易い絵があった方がいい。

 ここで、勝負が決まる場合が多いと思う。
 要するに、俺の思いついたゲームは、こんなに他と違って人にウケるんだ!ってのが書ければいい。

 たとえば、シューティングゲームにボムが無い時代に、ボムを思いついたら、これによって攻める快感、敵を倒す快感、ドコで使うかのゲーム性等が増し、しかも緊急回避に使えるからユーザーにとっては嬉しい事だらけだー!みたいな。

 主人公キャラの生い立ちとか、世界観とか、そんなのはどうでもいい。(よっぽど特徴的で、それによって面白さが有るのなら別だけど)

・3ページ目
 2ページ目で書いた特徴的で面白い所の、実際面白い例を上げる。
 こんな時にこんな風に面白いぜ!、あんな時はあんな風に面白いぜ!と何個か例があればいい。
 大抵、いいアイデアを思いついたらそれを書いて納得しちゃう人が多いんだけど、実際どのように面白いかを書かないと普通は解ってもらえない。
 マンガで必殺技を出したとして、ぜったいそれを解説する人がいるでしょ。「なんて凄い技なんだー!」みたいな。書類を読む人は自分じゃないので、自分と同じところまで理解は絶対してくれない。
 だったら、ゲームの面白さを説明するより、面白がってる所の例を出した方が早い。
 ここも絵がある方がいい。ヘタでも構わないし、ネットで拾ってもいい。

・4ページ目
 まとめる。
 このゲームは、こういうゲームだよ。こういう特徴があって、それによってたくさんのプレイヤーに支持されるはずだよ。というのは3ページまでで書けたはずなので、もうまとめる。
 ちょっと詳しいなら製作に必要な人員や期間の見積もり、利益予定をいれてもいいけど、新卒はそういうのしないほうが良い気がする。
 適当に、3ページに渡って書いた事をまとめとけばいい。


■上記の例は、なぜか。
 でかい字、少ない文字数、それでいて、特徴と、その特徴によるメリット。
 人に書類でモノを説明する能力がどれぐらいあるか。そういうもののアピールだと思えばいいかと。

 重要なのは、
「読む相手の事を考えて書かれているかどうか。」
 なわけです。

 よく出来た内容でも、細かい字でビッシリだとウケが悪い。読んでくれよ!出来がいいんだから!ってのはやはり、読む人の気持ちがわかってない。
 書く順番もそう。読みたい人が知りたい順に情報が載っていないと、読まれにくい。
 独り善がりじゃゲームは作れないですよ。

■ちなみに

 企画書の書き方は、その目的によって全然違います。

 クライアントからお金を引っ張りたい場合は、そのクライアントが望むものを書く。
 とにかく確実に利益が出るのが欲しいなら、採算性を重視した企画書、なんか面白いのもってこいよってスタンスの所を相手にするなら、奇をてらったもの。フトコロの深そうだと判断したら、本当に自分が作りたい奴。それぞれ恐らくの予算規模に合わせて。

 新卒が企画書を書けといわれた場合、大抵は、「書類作成能力」「発想力」「説明能力」「現実性」
このあたり4つを見られてる場合が多いかと。
 今回「現実性」だけ説明しませんでしたが、まぁ例えば、FFのようなRPGで、MMOで、毎週更新でシナリオ分岐が100通り以上のものを作りたいです!みたいな。それは無理だろ!てのを書かなければいいんじゃないかな。
 逆に昔のゲームの方が面白かったから昔みたいなの作れば良いです!みたいなのも現実を見てない感じ。そういうのを避ける。
 ウチの周辺では、ドリーマー回避と言います。

■とはいえ

 やはりぶっちゃけ、就職活動なんて運ですよ。ゲーム会社なんか入らないほうが後の人生が豊かな可能性が高い。
 私の上げた例も、ほんの一例で、場所によっては全然こういうのダメかもしんない。
 まぁそんな感じで、今回のエントリは、気休め箸安めにどうぞ。


2008/01/30(水) 23:46:06| 固定リンク|ゲーム| トラックバック:1 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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