島国大和のド畜生
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映画:ベオウルフ/呪われし勇者 感想
 折角の3D映画なのでDVDで見ては価値が半分以下になると思って、無理矢理時間を作ってベオウルフを見てきた。(日曜朝一。混んでなかった)
 やー見て良かった。目が疲れる以外は素晴しい。映画館によっては3D上映じゃないので注意。

 が、web上で感想を探すと結構評判悪い模様。
 可能な限り実写に似せたフルCG映画という事で、生の人間の映像と比べて良くない(いわゆる不気味の谷現象)とする評価が多い。

 自分の感想としては、3D映画であることによって、画作りの絵空事感は猛烈に針を振り切っていて、今更CGがどうとか言うだけ野暮な空気を形成していたので、その辺は特に気にならなかったんだけども。
 んでは以下、ネタバレバリバリで。
お話
 古典ベオウルフをほぼそのままに+αとして新解釈を加えたもの。
 流れとしては古典通りの2部構成になっていて、1部は若き英雄ベオウルフが、フロースガール王が治めるデネ(デンマーク)を襲う巨人グレンデルを撃退するところ。2部はその活躍により、デネの王となったベオウルフが幾度もの戦争に勝ち、富と名声を得、老齢に差し掛かった頃、今度はドラゴンの襲撃を受け戦うところ。映画の新解釈として、何故呪われる(巨人、ドラゴンに襲われる)運命になりえたかという部分に踏み込んでいて、これは面白かった。とは言えぶっちゃけ内容としては4行あれば語れる話なのでそれで2時間引っ張るのはきちぃ。
 ただ自分も古典をちゃんと読んだ訳じゃなくて、ゲームのネタ用に調べた事があるだけなので、古典の理解に関してはかなり怪しい。

個人的な見所
 フルCGがスゲェとか3Dがスゲェとか、その辺はもうマヒしてあんまりどうでもいい感じ。
 全体的にCGによって作られた特有の嘘空気によって画面が占められているので、巨人やドラゴンが暴れまわる世界を違和感なく馴染ませていた。
 後半のドラゴンは凄いの一言で、高空力学的には飛べるハズの無い巨体が翼をばたつかせ空中を移動する様が、非常にソレっぽい。今までの映像作品の中のドラゴンでも屈指の出来じゃなかろうか。
 その空中での挙動や、水中でも口から炎が漏れているなど、ドラゴンの細かい描写でも今後に影響を与えそうないいカットが多い。大変満足。

 あとCGによるチ○コ隠しも見事。
 若きベオウルフはすぐにフルヌードになる。丸出し。しかもその状態で激しいアクションを行う。でもチ○コは絶対に見えない!かならず何かが前にあるのだ。
 もう、フルCGであることを利用しきったギャグ。だってお話的にはパンツ穿いてても全く問題ないのに脱ぐんだぜ。しかも本人はもっともらしい事言いながら脱ぐ。どこの池上遼一だよ!
 脱いだ身体は、リアルというよりCGっぽいマッチョなんで余計面白い。
 人物のCG化は多分、ちゃんとメイク&コスチュームを着た上で3Dスキャンしてるんだろうけども、いきなり胡散臭いハダカになるのは、笑い所だよな絶対。アンジェリーナの金粉女もそんな感じ。

個人的にムムムな所
 アンジェリーナ・ジョリーがあまり好みでない事もあって、あの女に誘惑されてもノらないよなー。と思ってしまう。しかも不気味の谷問題もあって、かなりぐっと来ない。他の女性陣も同様に微妙。
 どうせCGなんだから絶世の美女になるよう、多少パーツ弄っちゃえばいいのに、と思った俺はアニメやCGに慣らされ過ぎなんだろう。
 webでの感想で、フルCGに批判的な人が、実は俺と同じ程度に、おねーちゃん可愛くねぇー!と思ってるってだけだったら、ソレはソレで同意する。
 生の人間って、モーションキャプチャーやフェイスキャプチャでは捉えられない微細な動きの総合によって可愛かったり美人だったりするので、そういった情報が削げ落ちた画像はどうしても死体のようになってしまう。だったら死体としての美しさを追うべきだと思うんだけど、この辺が作り手の目指した所と俺の見たかった所の差異だろうなぁ。

ともあれ
 今後、ハリウッド映画などのスペクタル系はこんな所で勝負してくのかと思うと、裸足で逃げたい。サザエダッシュ。
 ライズフロムレアの時もそう思ったんだけど、絵空事をリアリティをもって表現するのにかかるコストは莫大で、なまじ予算と時間が有れば出来ちゃうだけに地獄だ。リアル化の地獄はリアルな地獄。
 キグルミやローポリゴンを心の目でリアルと感じていた時代は遠くになってしまった。
 ゲームだと更に地獄の様相を呈する。なんせプレイヤーが操作するんだから、絵的なゴマカシだけではすまない。

 早い所、違う戦い方と戦場を見つけないとねー。
 邦画がアイドルやタレントの小芝居ばかりになっちゃったのもそりゃ仕方がねぇ。

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