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小さき勇者たち GAMERA:映画 感想
 ちょっと前にガメラを見たので感想。
 自分は特撮野郎なので、怪獣映画は見ないわけにはいかない。モーニングで見てそのまま仕事って奴。
 正直、可愛い路線のガメラの造型を見た瞬間に「今回はパスでいいか」と思っていたのも確かだけれど。
 特撮に関してはかなり良い線行っていたので、見に行って大正解だった。
 以下ネタバレ。

あらすじ
 数十年前、かつてガメラが人間を守るためにギャオスと闘い自爆した場所で、少年は、赤く光る石とその上でタマゴから孵ったカメを拾う。
 少年はこっそり育てていたが、やがてカメはガメラに育ち、新たに現れた怪獣ジーダスと戦う事になる。

個人的感想
 自分が見た時には、ミニシアターが半分埋まるぐらいの混み方(空き方)で、マニア臭いのは俺の他数人。後は子供連れという客層だったが、子供が騒がず見ていたので、ターゲット客である子供の心は捉えていたと思われる。

 シナリオはチープだが、子役の演技が上手いので、そこそこ見れる。子役でピカイチは幼少時のガメラ。非常にリアル(だってリクガメだもん)。BGMはスキャットが多く、説明的過ぎでちょっとウザい。
 特撮はいい仕事をしていて大変にムホー! 特に、成長過程の小サイズガメラ(5m~)の戦闘などは「こういう絵が見たかった!」と思っていた怪獣マニアは多いと思う。主に俺。ナイスミニチュアワーク!

 こういった半端なサイズの怪獣は撮影が大変なだけに、それが画になった時の力は凄い。
 惜しむらくは、造型のリアリティは最初から捨ててるっぽいので、構図の見事さに対し画はちょっとしょっぱい所か。


 過去のガメラシリーズへの敬意もちゃんと払われていて、その辺は気持ちがいい。平成ガメラ3作の流れを汲む導入部から、昭和ガメラ的な子供向けシナリオ、本作独自の子供万歳オチ。この映画は間違いなくガメラの血筋を引いている。ギロンへのオマージュとか、冗長過ぎる感もあるけど。

 しかし、筋金入りのジャリ向け展開が大人にはちとツライ。社会や大人があまりにもリアルじゃない。ターゲットは子供だから、つっこみ禁止なんだろうか。シナリオというより、演出の問題の気がしているんだけど。

 物語初動で、長尺で日常描写を積み重ねただけに、後半のご都合主義的展開への流れは相当無理がある感じ。冒頭でもっと無理のある展開しておくか、日常を端折ってあれば、物語のファンタジーレベルが統一できて良かったかもしれぬ。
 個人的には全体をもう少し刈り込んで80%ぐらいにして丁度じゃないかと感じた。なぜこんな間の持たないカットを引っ張る?という箇所が多いのよね。

 特撮はいい。映画としてはイマイチ。怪獣映画としては微妙。ジュブナイルとしてはそこそこ。というのが自分の最終的な感想。

ローカルな評価点
 舞台が「三重~名古屋」なので、やたら俺のツボにハマる。というかハマり過ぎ。懐かしい。
 JRセントラルタワービルは一気に名を上げたな。特撮者の間で。ガメラ3の京都駅とはいかぬまでも。

 あと、逃げ惑うエキストラがかなりマジで逃げ惑っている。地域性か。東京のエキストラは見習え。マジで。ゴジラに追われてヘラヘラ逃げるんじゃねェ!(トラウマ)

 新怪獣ジーダスも、歴史に残るようなデザインじゃないけれど、古風で、動きで味を見せるいい怪獣だったと思う。
 新造形のガメラはなぁ。忍者タートル風で微妙。

 平成ガメラ的リアリズムと平成ゴジラ的ファンタジーの間ぐらいを走ってる感じなので、珍しい着地点と言えば着地点。

 怪獣映画の空席を次に埋めるのは何が来るのか。次が待ち遠しいですわ。


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