島国大和のド畜生
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「人にものを教える」「教えられる」~新卒が入ってくるシーズンなので
「人にものを教える」「教えられる」とはどういうことか。これを雑語りする。

 毎度このシーズンの悩みである。

 ゲーム業界に期待と希望を抱いてキラキラした目をしていたり、俺のすごさを認めさせてやる! とやる気にあふれていたり、鼻っ柱だけ強かったり、やたらドキドキしていたりと、まぁとにかく期待と不安でピカピカドギマギしてる人たちを見ると。

 俺はとにかく逃げたくなるのである。

 これでもわりと、新人教育には定評があり、俺が育てたとされる人がわりと居る(本人がどう思っているかは知らない)
 お世辞でも俺のおかげで成長したと感謝してくれる人もいる。(お世辞言わせてすまん)

 だがそれにしたって苦手なものは苦手なのだ。

以上前置き終わり。本題に入る。


 自分の接し方は、新人もロートルお同じで。

①全体的にはこういう仕事である
②そのうちのここをあなたにやってほしい
③ゴールはここである
④こういう手法を想定しているが、違う手があったら教えてほしい
⑤ゴールとズレてきたらゴールと違うよ、と伝えて修正する


この繰り返しである。

 人によっては、このやり方をされると楽だという人もいるし、もっと細かい指示が欲しいという人もいる。、
 修正が細かいという人もいれば、ざっくりし過ぎという人もいる。
 こちとら、同じ条件分岐で動いているので、ゴールに近いか遠いかで対応が変わっているだけなのだ。あとは本人次第でしかない。
 作業の相性というのはどうしても出る。だからなるべくそこは距離を読む。
 俺自身が、細かい指示をされるのを嫌うほうだから。


 自分は「自分のクローンを作っても仕方がない」と思っており、また「島国の仕事の仕方は真似ができない。属人性が高い」という評価(もっとオブラートに包まれる)を受けることも多い。事実、自前で絵を描きモデルを作りモーションとコリジョンをつけて実機で動かしそこそこ遊べるようにしてストアで公開する、までをワンストップでやれるというのは、たしかに真似し難いバックボーンである。(大したことではないのだが、それですら自分の時間を犠牲にしていないと成り立たない)(ライフワークバランスとかいう話をしだすと全て破綻する)

 自分は、「自分の時間を使って学べ!」 といった指示は出さないが。
 ゲーム業界なんてのは、ほっといてもゲームばかりしている、作っている、コードや絵、企画書を書いている、といった人が大量にいて、オンザジョブのみで同じ能力を得るにはそれなりの才能が必要である。
 才能が無いなら、泥臭く数をこなすしかない。それが嫌ならせめて本でも読むがいい。

 生き馬の目を抜いたり刺したり、スポポポーンなこの時代、なるべく本人が着地したいゴールに向かえるようにアシストするというのが自分ができる最大限の譲歩とフォローだ。
 あとは自分で努力するしかない。
 明日の食い扶持が稼げるかどうかは俺だってわからない。



 最近感じたこととしては、自分と同じ仕事のできるクローンを作ろうとしても、どうせクローンにならないのだから、普通に全部教えりゃクローンにならずにすむので、それで良いのではないかとか。
 最近の子はとても優秀なので、ちゃんと自己流展開してくれるのではとか。
 そういうプラスの視点と。

 実のところおまえらスキル伸ばす気がねぇだろ。
 今のやり方、今の仕事の密度を変えたくないだろ。状況と環境に甘えやがって。年功序列で地位が上がったり保たれたりすると思うなよ甘ったれが。
 というマイナスの視点と。

「結局誰も彼もハードが違うのだから、同じソフトは乗らない」
「教えるとは、相手のOSに合わせて、自分の使ってるコードを書き直して伝えることだ」
 のような、シンプルな視点と。

「最近の若い子は自分のハード仕様を隠すのでやり難い」という苛立ちと。

「所詮ハードが違うので、出来ることには違いが出る」
 という諦観(当たり前)

 まぁ、ぼちぼちやるか。
 という、さらに深い諦観。

 意外と教える側というのはこういう考えだと思うので、教えられる側は、それを考慮してうまく覚えていくのをお勧めする。
 質問の仕方がうまいと得だよ。(俺のOSだとこういう解釈ですがあってますか?的なね。
 教える側からすれば、理解具合を探るのが一番難しいのよ。詰められてるみたいに感じる人もいるし)
 教えかたが下手な人の相手をする場合は特に。

2019/04/04(木) 22:56:24| 固定リンク|日記| トラックバック:0 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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