島国大和のド畜生
■次世代くん ■プログラム ■アンテナ ■LINKS ■過去ログ倉庫---
amazon_logo.jpg スポンサーリンク
映画 ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 感想
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
 例の実写JOJOを見たので感想を描く。
 ネタバレを書くので気にする人は読まない方向で。



■あらすじ
 少年ジャンプで長期連載されていた「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部の実写映画化である。
 冒頭から、虹村京兆を倒すまでの話に、そのほかキャラクターをちょっと配置し、吉良吉影をまぶしてある。
 この流れだと、レッドホットチリペッパーは立場が無い編集。
 映画2~3本でオチまでもっっていくならば分かり易いツメかた。しかしこの調子では続編をつくるのは無理だろう。




■感想
 amazonレンタル、HD500円、SD400円なので十分である。映画館で見ていたらかなりモニョったと思う。
 いつものやる気のないときの三池崇監督作品である。

 自分は実写映画には実写映画の表現、漫画には漫画、アニメにはアニメの表現があると思っている。
 なのでべつに原作の忠実再現を必要とは思っていない。週刊連載という体裁に最適化されたフォーマットの作品を2時間前後できれいにまとめるとなれば、それなりの改変が必要だろう。
 最近はアニメでも漫画と同じアングルと描き文字を使う表現があるが、あれも善し悪しで、ネタとしては面白いかもしれないが、物語として楽しむにはジャマだと感じている。
 書き文字は、マンガが音を持たないから代替として進化した表現で、それを音がある表現に逆輸入するならば、何らかの工夫が必要だ。グラフィカルに進化したと言ってもあれは漫画最適化された表現である。
 マンガのアングルだって、小回りと合わせての効果であり、画面サイズが固定化された映像作品とは相性が悪い場所も多い。

 アニメの方に話がそれたが、実写の場合も同じ意見だ。表現が合わない部分は多い。
 極端な髪形、服装といった、強烈なコスプレ感は、それが売りでもあるだけに避けることはできなかったのだろう。
 説明的で大仰なセリフ回しもそれを期待するファンを考えると削りにくいかもしれない。
 スタンドの表現もそうだ。原作表現から捻りなしなのはこれもファンサービスなのだろう。

 それにしても、それを馴染ませる気がゼロである。

 馴染ませる気が無いなら、わざわざ映画にする意味は無いだろう。

 シナリオ改変だって、必要性があるなら、それで面白くなるなら、どこまで切り刻んでもいい派なのだが、いじった意味があるのかないのか分からぬ、特に効果的でない改変である。

 嘘っぽいセリフと絵なら、それが気にならないテンポと絵ヅラで回すべきだし、リアルにやりたいなら、その辺りを丁寧につぶしていくべきだ。

 怪獣映画に顕著だが、怪獣は嘘だからこそ、そこに怪獣がいるという嘘のためにありとあらゆる手を使うのである。

 であるなら、JOJOでスタンドを実写映画化するならばやるべきことは、真剣にスタンドがそこに本物としてあると思えるような、演出を大量に発明し見せつけることではなかったのか。
 登場キャラクターの漫画ぽさを、馴染ませる工夫が必要だったのではないか。

 ヤクザ映画をみた観客が、肩をそびえさせて歩きたくなるように、カンフー映画を見た観客が、怪鳥音を発したくなるように、スタンド映画をみたら、スタンド使いたくなっていいだろう。その程度にリアルにしてもいいんじゃないのか。

 そこに挑戦せず、コスプレ大会だけ見せられても困っちゃうのである。

 非難轟轟であった実写の進撃の巨人のほうが、まだ巨人をどうやったらリアリティをもって描けるかに工数をかけていた(成功していたとは思わないが、相当に踏み込んでいた。撮影でもシナリオでも)。

 絵空事が絵空事のままとくに心に訴えかけるものもなくシレーとつくってあるだけでこれに映画を感じるのはちょっと厳しいんじゃないのか。

 こういうステイクスホルダーの多いプロジェクトは、意見を言う人が多くて、いろいろと小回りが利かないだろう。
 それにしたって、こんなお手盛りおざなりな作りをされては、原作好きとしても、映画好きとしても、ちょっとモニョるわけである。




 とはいえ、こちらもフルプライスで見たわけではないので、まぁ文句をいうのも筋違いだ。

 amazonの個人感想も酷い意見ばかりではない。
 映画なんて、見たい人が見たいように見ればいいのだし、良し悪しも人それぞれということで。

ワークエリア
スポンサーリンク
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
COPYRIGHT © 2004 POWERED BY FC2 ALL RIGHTS RESERVED.