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漫画 彼方のアストラ 感想
彼方のアストラ


 スケットダンスで有名な、篠原健太の最新SF冒険漫画『彼方のアストラ』が完結した。

 非常に良質なジュブナイルであり、全5巻というちょうどいいサイズであり、商業作品として成立しにくいSF宇宙ものということで、よくこれがこういった完璧な形で世に出たと思う事しきり。
 売れにくいであろうという予想からか、キャラクターもシェイプし短期集中連載の形をとってあり、その結果、非常にテンポの良い物語になっている。

 ジュブナイルが好きな人にはお勧めしたい。

■あらすじ
 近未来。9人の高校生が惑星キャンプへと向かう中、トラブルが発生する。

■感想
 SFを描くときに重要なのは、リアリティレベルの設定だと思う。
 リアリティレベルが低すぎると、なんでもアリ過ぎて物語にノレないし、リアリティレベルが高すぎると、活劇としての面白さに欠ける。
 彼方のアストラは、冒険漫画、少年漫画としてのわかりやすいSFとしてのリアリティレベルに設定されている。
 「劇場版ドラえもん」「11人いる!」のような匙加減。
 低めと言っていいだろう。

 しかし、作者の篠原健太は、スケットダンスで定評があるように、前向きな青臭いフレーバーを得意としており、SFジュブナイルとしてうまくマッチしている。

 もちろん、都合の良すぎる世界やキャラクターが気にならないと言えば嘘になるが。物語を前進させるには、必要な処置に見える。
 何度かの大きなドンデン返しを成立させるにも、必須だった。

 そういった部分を、前向きなキャラクターの成長を併せて描くことでうまく消臭している。
 もしくは、前向きなキャラクターで描くから、リアリティレベルをここまで下げてもサスペンスを成立させた。

 というわけで、SFジュブナイル(この手のもの)が好きな人にはお勧め。
 全五巻というサイズもオススメしやすい。

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