
生頼範義展 を昨日見てきた。今日で終了なので見れなかった人は残念である。
いくつか本が出ているので、これで我慢すべし。
大変すばらしかった。
言葉を選ばないとすると、気が狂っている。凄すぎる。
自分にとっては、小松左京や平井和正の表紙の印象が強い。
スターウォーズや、ニューガンダム、ゴジラのポスターでも有名である。
ポスターや本の表示で知ってはいても、現物を見ると本当に凄い。
思っていたより版型が小さいものも多い。つまり想像より全然精密に描かれていた。
また、塗膜がやたら薄い。全然失敗無しで描かれているということだろう。
ポスターの下書きの展示があるのだが、下書きで完成品を思わせる完成度である。
こういった過程があるからこその完成度なのだろう。
HOPEの広告イラストやカラーの人物UPなど、原画を見ると塗が薄くて、まったく修正していないのがわかる。
白黒の人物イラストでウェーブのかかった髪の毛など、印刷物で見たとき黒髪の上からホワイトでハイライトを入れているのかと思いきや、塗り残して処理してあった。
大きいサイズの人物イラストなど、写真のようである。うっすら髭の処理など、感嘆するしかない。
使ってる画材が大抵イラストボード+リキテックスなので、特殊な何かがあるわけではない。ただただ上手いのだ。
色を拾う力。
印刷物だけ見てては分からぬ情報が大量に摂取できてたまらぬものがあった。
眼福眼福。
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