島国大和のド畜生
■次世代くん ■プログラム ■アンテナ ■LINKS ■過去ログ倉庫---
amazon_logo.jpg スポンサーリンク
映画 スーサイド・スクワッド 感想
吹き替え
字幕

 いまならamazonレンタル100円だ。映画館なら小首をかしげる内容でも100円ならオールオッケーだから超おすすめである。
 以下ネタバレ全開のため気にする人は回れ右で。
 正直、ネタバレ気にしないタイプの映画だと思う。
■あらすじ
 スーパーマンが死に、今後のメタヒューマン対抗策が必要とされていた。
 死刑や終身刑として投獄されている特殊能力のある犯罪者に、爆弾を埋め込み服従させ、スーサイドスクワッド(死を問わない部隊)を結成する。
 殺し屋のデッドショット=ウィルスミス
 元精神科医のハーレイ・クイン=お色気担当
 元ギャングのエル・ディアブロ=入れ墨ファイアーマン
 強盗のキャプテン・ブーメラン=影が薄い
 遺伝子の突然変異したキラー・クロック=着ぐるみ枠
 縄を使う暗殺者のスリップノット=噛ませ犬
 魔女に取りつかれたムーン博士=ボス
 組織したはいいが、ムーン博士に取りついた魔女のコントロールに失敗し逃がしてしまう。
 他、ジョーカー、バットマン、フラッシュ、がちょこちょこ顔見世しつつ、世界の危機をスーサイドスクワッドが守る。

■感想
 雑である。映画としての完成度としては微妙だ。絵ヅラのいいTVシリーズの総集編のようだ。
 だがそれも映画館で見たらそう感じるという話で、100円でamazonでみた日にゃ腹いっぱいの十分さである。

■いい所を上げる。

 まず、ハーレイクイン(マーゴットロビー)が可愛い。スタイルがいい。腹筋と尻がすごい。
 ウザ可愛いい女をうまく演じている。
 ジョーカーに惚れてハーレイクイン化する前は、メガネっ子でちょっと野暮な感じにしてある分、ハーレイクインのはじけ方はとても良い。バットで殴ったりハンドガン戦う。
なんでコイツでスーパーマン亡き後の切り札になると考えられたかは不明。
 
 次に、ムーン博士( カーラ・デルヴィーニュ)が可愛い。
 こっちはメガネっ子の時が可愛い。魔女モードでも前髪下ろしている時はまぁ可愛い。前髪あげてると紅白のトリみたいな感じだ。

 あと、全体的に、絵ヅラがいい。
 正直ちょっとリッチなTVシリーズみたいなタテツケなのだが、画面設計が頑張っているので、ギリギリ映画に踏みとどまっている。



 話が雑過ぎる。
 たとえば冒頭、各キャラクターの説明が入る。俺はこれを、刃牙の地下闘技場編になぞらえて「選手入場」と呼ぶ。
 これが長い。体感では映画の1/4をこの選手入場に使ている印象だ。(もちろんそんなことはないだろうが)
 そして、丁寧に選手入場した割には空気なキャラがいる。えー。この配分はがっかりだぜ。

 さらに、難儀なことに、この選手入場の時には、まだ事件が始まっていないのだ。
 事件が始まる前に、キャラ説明から入るってのは、なかなかどうして、シナリオ技法としては小首をかしげる。(うまく行ってりゃ気にならないので、気になったってことはそういうことだ。(個人の感想))

 次に、話が雑過ぎる。(またかよ)
 基本的にスーサイドスクワッドの面々は極悪人である。
 極悪人が世界を救うに足るモチベーションをシナリオは用意しきれていない。
 これではどうにも、お話として成立しない。

 スーサイドスクワッドを組織した、政府高官のアマンダも、極悪である。彼女の悪事は物語中に裁かれることはない。
 物語においては、因果応報はそれなりにバランスされるべきだと思う。別に勧善懲悪たれという意味でなく、前振りしたからにはオチがついてないとすっきりしないという程度の話だが。
 この人はこういう人物ですよ、というフリを書いたらそれをウケる話(だがこうなりましたとか、さらにぶっとんでこうなりましたとか)が必要だろう。

 そして、話が雑過ぎる。(おいおい)
 魔女が世界を支配せんと能力を駆使する。ビームで街をギタギタにし空母を真っ二つだ。
 しかし、目の前にいるスーサイドスクワッドとの闘いではその能力を使わず剣で切りあっている。そこで物理攻撃かよ。
 魔女の弟も、腕を伸ばしたり超常上的なパワーを使うが、スーサイドスクワッドへの攻撃は、ケンカキックである。

 そして、魔女が大暴れしているときの、街の様子などのフォローが足りず、事態がどの程度の規模で進展しているのかが分からない。
 わかんねーなーと思ってるところに前述の空母真っ二つだ。
 こんなの、犯罪者集団特殊チームに任せておく案件じゃないだろ;

 物語のフォーカス、スコープが、キャラクタに寄りすぎてるか、引いてるときは地球規模まで引くので、ちょうどいい距離感のショットがなく、世界との接点が足りないのだ。
 そこをすっ飛ばすと、と、リアリティのリの字もなくなる。

 全部丁寧に描く必要があるわけではなく、少しづつ節々に、今この活動が他にどういう影響があるかを描いていく必要が、もうちょっとあったのじゃないのか。
 あまりにカメラが移す範囲が狭すぎて、12宮編の聖闘士星矢のようだ。ずっと12宮だけでバトルをしているのだが、世界では天変地異が起きてるの(それはポセイドン編か)。

 そういうのは少年漫画の技法なので。
 スーサイドスクワッドだってアメコミなので使えそうなもんだが、そこを勢いで押し切るほどのパワーには欠けている。
 実写化するとそれなりにバックボーンが必要なのだ。
 そこをちゃんとやらないと、安い内容やスカスカな内容になる。やらないなら腹をくくってパワーで押し切る必要がある。
(個人の感想よ)

 そういう意味で、スーサイドスクワッドは、話の構造が雑で、キャラの活躍を描く、東映漫画祭りというかニチアサヒーローものの映画版のような印象を受ける。
 キャラの魅力を紹介することに尺のほとんどを使って、それ以外がスカスカなのだ。

 ではニチアサのヒーローものがダメかといえば、あれはそういうものを求めている人に向けて作られている。
 さて、スーサイドスクワッドは、需要と供給として合致しただろうか。

 みたいなことを映画館で見たときは思ったのだが、100円でレンタルしてみたら全く文句なし、こんなもんだろうの出来であった。

 あと、俺はウィル・スミスの良さが全く分からないので、彼の良さがわかる人ならば、彼が画面に出ているだけでそれなりにマが持つのかもしれぬ。

 そんなわけで、100円だったらみとけと思うのであった。




 


ワークエリア
スポンサーリンク
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
COPYRIGHT © 2004 POWERED BY FC2 ALL RIGHTS RESERVED.