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映画 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 感想
 ローグワンを見たので感想を書く。
画像はアートブック。
 非常に評判が良いので、ネタバレを踏む前に見なければとスキマを縫って視聴。
 よくできた映画だと思う。

 以下ネタバレを書くので未見の人は回れ右。


■先に個人的感想を箇条書きで
・手堅い。ゴジラでは配分悪いなーと思ったギャレスだがそんなに悪くない。
・だがモニョる。スターウォーズをガンダムにたとえると、これは、スターダストメモリーとか08小隊だな。
・ちょっとベタ過ぎてひく。ひくがこれがスターウォーズだと言われればそうかなとも思う。
・ダースベイダーの活躍で満足できる人なら腹いっぱいになれる映画だと思う。

■あらすじ
 スターウォーズ第1作目(旧3部作の1本目、エピソード4)において、「おいおいいくらなんでもデススターの弱点都合よすぎだろ」って部分を埋める、「なぜデススターは弱点をつけば連鎖的に壊滅するか」「デススターの設計図をどうやって同盟軍が入手したのか」あたりを、「コテコテのスターウォーズ風味」と「七人の侍」的な、アウトローの活躍と自己犠牲ベースにまとめたお話。あと座頭市。なんとなく里見八犬伝的な香りも(いや単純に自己犠牲型のベタな活劇ということなのだろうが)

■感想
 ちょっとスターウォーズ知識が濃くないと分かりにくいと感じる部分が前半にある。
 物語は、多分にご都合主義だが、スターウォーズとはそういうものだと言われれば、仕方がない。
 旧3部作が好きで、新3部作がしっくりこなかった自分にはローグ1は「ああなるほど、ここのファンは多いだろう」と感じた。
 コテコテに旧3部作好き向けに作られていると思う。ある意味でエピソード7以上に。

 エピソード7はハリソンフォードとキャリーフィッシャーが出てきてウォッと思わせた後、マークハミルで、うぉぉぉぉと思わせて終わるという、非常に旧3部作ファンムービーとして手堅いものだったが。単独の映画としては起承転結がグダってる。

 ローグ1は一応単独の映画として見やすいように作られている。(その割にはスターウォーズ用語がバリバリだが)
 その上でエピソード4で語られる時間軸の中の話を描いている。
 サブストーリーであり、サブストーリーとしての礼儀「本編の解釈を侵さない」をある程度守りながら 「見たいシーンを見せましょう」とばかりにファンのツボを突くようなシーンが大量にある。
 まともな戦闘。まともな戦場。
 その戦場で戦う、AT-ST、AT-AT。
 XウィングVS大量のタイファイター。
 へっぽこなトルーパー軍団。
 バトルフロントみたいな大活躍。

 そして大活躍するダースベーダー。
 ダースベーダーは無理やりの見せ場が作られており、大勢の反乱軍の射撃をライトセイバーでバンバンはじき、ズビズビ切りまくり、フォースグリップ、また切る、といった、格闘ゲームかベルトアクションかといった大暴れだ。
 あと、サブキャラでドニーイェンが演じる盲目の戦士がおり、これが座頭市+ロビンフッド的な活躍をする。

 スターデストロイヤーとデススターも見せ場たっぷりの大活躍だ。

 そういう派手な見せ場と、エピソード4にからむ話題やカットを織り交ぜて、興味を持続させていく。

 自分はそれほどスターウォーズファンではないのだが、新3部作より旧3部作の方が好きだし、物語は一話完結の方が好きなので、ローグワンは十分面白かった。

■感想2 ガンダム
 このノリはガンダムで言えば、旧三部作は劇場版3本。新三部作はZガンダム。ローグ1は、08小隊とか、スターダストメモリーだよね?
 時間軸的には、新三部作はガンダムオリジンでもいいんだろうけど。意味合いがちょっと違う。
 SW新三部作はファンが望むものを作ったというよりも、ルーカスがスターウォーズとはこうだというのを撮影したように見える。
 これはガンダムになぞらえるとZだ。
 ローグ1は「ファンはこういうの好きだろ、俺も好きだぜ」というノリじゃなかろうか。
 これはガンダムになぞらえると、08小隊とかスターダストメモリーだ。
 ファンが好きなところ、ミリタリーテイストとバトルを強化して、派手なアクションをサイドストーリーで展開している感じ。
 ジョージルーカスだったら撮影したくなかったであろう話。富野由悠季だったら貶してる類。
 この例えが通じるかどうかはわからぬが。
 そういう位置づけだなと。

■感想3 お話
 とりあえず話が荒いなと思う。
 まったく同じストーリーでいいので、細かい違和感をつぶすためのカットをもう少し挟んであれば、もっと楽しく見れたと思う。

 反乱軍のはぐれもの荒くれものが集まってくる過程が端折られ過ぎて大雑把だし、ヒロインがその中心人物として活躍するのも理由が足りない。
 重要人物を簡単に狙撃できる距離まで近づけてしまう帝国軍も節穴ならば、同盟軍もたいがいがボンクラの集まりだ。
 ストームトルーパーがグダグダなのはSWの伝統だからいいのだろうけども。

 父と娘の感動の再開と死別は、あまりにもベタでベタベタで、いくらなんでももうちょっとこう、と思ってしまうのだが、新三部作だってラブシーンに暖炉の炎をオーバーラップさせるようなベタベタだったから仕方がないといえばないのか。

 主人公サイドがみな、そこらへんの誰か。ローグ(ならず者)であり、ジェダイの騎士でもなければ、血筋も普通という、非常に基点がしっかりした活劇なので、だからこそ、グダったところ大雑把なところをうまく処理してほしかった。
(これもニュータイプが出てこないガンダムみたいなもので、外伝的なまとめ方)

■感想4 CG
 CGがミニチュア臭い表現をしているところが結構あり、わざとなのだろうなとは思うが、使いどころによってはサイズ感がつかみにくかった。スターデストロイヤーにしろ輸送船にしろ、そのサイズを把握するためのカットが少ないのだ。(サイズのわかり切ったものと並べるカット。人間とかマッチ棒とか木星とか)
 スターデストロイヤーが結構スピーディーに動いちゃうのでなおさら小さく感じる。

 ターキン提督、レイア姫がフルCGで再現だそうでこれは絶大な効果が出ていたとおもう。
 キャリーフィッシャーどうせCGならもっと美人にしてもらえばいいのにというのは、失礼か。

■感想5 ダースベーダー
 正直、彼の大活躍、ベーダー無双がなければ、もうちょっと評価下がってた。
 戦闘シーンやカメオ出演など、見たいもの見せましょう的なつくりは良かったものの、あと一つ煮え切らない感じを受けていた。
 が、ベーダー無双は、シナリオ的には特に必要がないのだけど、あそこに差し込む必要があった。映画としてのバランスを崩してもやっておくべき殺陣だった。そしてその効果を発揮したと思う。

■感想6 その他キャラ
 K-2SO(ドロイド)は鉄板の設定と活躍だと思う。鉄板過ぎてヒネリがないぐらい。だがアリだろう。
 チアルート(ドニー・イェン)(座頭市)は、活躍し過ぎだと思うが、アジア市場向け(中国向け)と考えれば必要なのだろう。
 その他、大抵のキャラがガチガチの鉄板である。

 あと、最近のハリウッド映画ってわかりやすい美人をバーン美人でござい!という使い方をしないので、リアリティはあるけど映画的なキラメキに欠けるなぁというのはここのところ思う。
 その割には、ならず者生活してたはずのヒロインはアイメイクバッチリだったりするのだけど。

■感想7 3D映画
 3D映画は嫌いだ。ものすごく疲れる。
 また、初期の3D映画(ベオウルフとか)は、うわこれは3Dだ!というカットをかなり執拗に挟んであったのだけど、最近の映画はフツーに3Dというか。見世物小屋的なビックリドッキリ演出をそんなにしない。
 そんなにしないなら2D映画で十分だと思っている。
 また、3D映像でボケあしのある映像がてくると、つい目がそこにピントを合わせようとしてしまう。そして当たり前だがピントが合わない。そういうのがあるので映画に集中できずどうにも3D映画は嫌いだ。
 座席の都合で仕方なく3Dだったが、やはりツラかった。
 これ、まったく気にならない人も居るのだろうし、俺の方が少数派かもしれないが。

■まとめ
 思いつくままにダラダラと書いたが。
 きっちりと旧三部作ファンを満足させる映像と展開を見せ、多少の不満はダースベーダーが切り伏せてフォースグリップからの叩き落しでごまかし切ってしまう。娯楽映画として良い映画だと思う。

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 絶賛している人も多い「ローグ・ワン」、個人的にはもう一歩だった。作中の反乱軍と同じで、スター・ウォーズファンも一様ではない。  まず良いところ。外伝やスピンオフといった作品にありがちなショボさがない。宇宙に地上に、大規模戦闘シーンで盛り上がれる。 スト…
2017/01/07(土) 13:28:55 | blog珍品堂
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