島国大和のド畜生
■次世代くん ■プログラム ■アンテナ ■LINKS ■過去ログ倉庫---
amazon_logo.jpg スポンサーリンク
映画 アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 感想
 アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 を見た。
 特に興味がなかったのだが、家族が見たがったので、シン・ゴジラを一人で見てきた手前仕方なしというヤツだ。

以後、ネタバレ記述があるので、未見の人は回れ右で。



■あらすじ
 船長として中国奥地への航海から帰ってきたアリスは、船を譲渡し事務員として働くように仕向けられていることを知る。
 古い女性として在る母の事を思うとその選択も無いわけではない。まいつまでも夢見がちおてんば少女ではいられない。
 そんな折、また不思議の国への扉をくぐり、彼女の親友マッドハッターが危機的な状態にある事を知る。
 アリスは時間を超え、家族の絆を確認する旅へとでる。
 マッドハッターとその家族。
 白の女王と赤の女王。
 そして、自分と母。

■感想
 ファミリー映画としては非常に良くできており、小学校低学年や未就学児童でも十分にわかる内容で、子気味良いアクションを挟んで、飽きさせずにエンディングまでお話を転がしていく。
 家族の絆を物語の芯にして、荒唐無稽なお話を、映像として、転がしていく手腕は見事なものだし、美術や、ガジェットも大変上手い。

 しかし、ヒネたおっさんの目から見ると、マッドハッターが全然狂ってない、お前が家族愛ってなんだよそれ。ティムバートンに家族愛なんか誰も期待してないんだよ。ああだから監督してないのか。そんな事だろうと思ったよ。
 みたいな感想になる。
 あと全編を通してアリスが好き勝手に振る舞ってそれでめでたしめでたしになるお話の構造なので、パパ視点でわがままおてんば娘を可愛い可愛いと見るか、子供目線で、自分もあんな風に振る舞いたい、と見るか、そうでなければひどく因果応報のバランスの悪い物語となっている。

 なんというのだろう、たとえティムバートンが噛んでいないとしても、アリスで映画をやるとなったら、もっとキツイ狂気が必要で、しかし危ういギリギリの綱渡りをして、なんとなくいい話風に着地したけど、やっぱこれ狂ってるよね。みたいな落としどころを期待してしまう。
 見事にファミリー映画としてスペクタクルを演出し、その上にちょっと狂った感じをスパイスとして振りかけて、きれいにまとまっている、絶妙なバランス感覚の映画なので、これにケチをつける方が間違ってるのだが。

 もっと気が狂ってないと全てが予定調和になっちゃうじゃないか。という意味不明の不満が;

 ガジェットも凝ってるし、美術も見事だし、シナリオだってファミリー映画ならこれ以上狂うわけにも行かないと思う。
 アリスを前作から成長し、行動力のある女性へとアップグレードしてあることによって冒険をぐいぐいと自らの意思で引っ張るキャラにしており、これも物語を前進させる力になっている、(なり過ぎていてハラハラしないが)
 時間を超えても過ぎ去ったことはもとには戻せないとする、非常に手堅いロジックで物語が動いていて、そこも上手い。
 なのでこの映画に文句をいうのは筋違いなのだが。

 やはりなにかこう期待し過ぎてしまうものが、このタイトルにはある。
 サシャ・バロン・コーエン(イギリスのコメディアン)をタイム(時間を司る、時間そのもの)として配役したり、ジェームスボビンだってザ・マペッツの人だ。わりと期待してしまう。
 もっとネジを外した何かを撮れそうな座組みがあまりにきれいにまとまってしまっていたので残念に感じる。

 すみません。これは本当におっさんの偏った感想です。

 俺がティムバートンに求めるものは、前作の感想に書いたので、ここでは繰り返さない。
 普通に家族やカップルでいくには十分お勧めできる。ファック。


ワークエリア
スポンサーリンク
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
COPYRIGHT © 2004 POWERED BY FC2 ALL RIGHTS RESERVED.