PSレンタルで見た。このタイミングで見ると1000円なので、映画館が特価1300円でしたっけ? なるほど映画館のほうオトクじゃないの感はある。
誰でも知ってるガンダムの、ガンオタなら大体知ってるガンダムオリジンの映像版ということで。
以下ネタバレ全開で。
■あらすじ
キャスバルがシャアを騙ってジオン国へ。 ガルマと出会い、ライバル視される状況からかりそめの友情を構築する。
繰り返されるデモと治安出動で、反連邦軍気運が高まるなか、シャアはガルマをそそのかし士官学校の生徒の武装蜂起させ、連邦軍の治安維持部隊を武装解除する。
時を同じくして、MS開発計画は進んでいく。
■感想(大枠)
あらすじが大変描きにくい。
ようするにキャラ掘り下げエピソードや世界観掘り下げエピソードはあるのだが、別に話が動いていないのであった。
武装蜂起による治安部隊の武装解除というのは、大きいエピソードなのだが、それにとくに目的がないので盛り上がりに欠ける。
そもそもシャアが何をしたい人なのかは、宇宙世紀を通してブレブレにブレていてそれがミステリアスでもあるのだが、種明かしが過ぎると制作の都合上問題行動を起こすだけの人なので。
今回も、武装蜂起を画策するが、それで何がしたいのかといえば、わからんでもないけどもっとこういろいろあるだろ?絵的に必要だっただけだろ?みたいな。
ちなみに音楽が一部1stのものが使われているのだが、あれは卑怯なレベルでいろいろな感覚を掘り起こす。
■感想2(制作意図的な)
ガンダムを今の時代に作り直すとして、安彦良和のキャラ絵とCGのMSというのは正しい配分だと思う。
人間の絵と芝居に手書きのコストをがっつりかけていて、見ごたえがある。
安彦良和演出はわりとコミカルでオーバーアクションであり、全体的にリアリティレベルを上げたこのシリーズではちょっと浮いて感じる。とはいえ最近のアニメではあまり見ないマの使い方であり、絵の力と声優の演技でぐいぐい引っ張るのは流石だ。
MS戦闘は正直、びゅんびゅん動き回りすぎて、1stガンダム時特有の重さがなく残念だ。(今回はほとんどない)
装甲車、戦車での戦闘、白兵戦が描かれていて、そこは比較的それっぽいと感じさせる演出になっている。遮蔽物を使わないのでリアリティがあるわけではないが、丁寧な手書きの人間の動きと、CGが得意とする車両の動きの組み合わせは十分に見栄えがいい。CGによって、着弾や煙の処理が豊富に使えるようになったのもプラスだと思う。
キャラ劇を手書き、メカ戦闘をCGというのは、すでにメカもののスタンダードになっているが、大変相性がよいと思っている。キャラをCGでやることに、視聴者がなれるまでは最善の組み合わせの一つだろう。
安彦デフォルメのMSが見れないのは残念だが、これはもう仕方あるまい。
あと個人的にオリジンのMSはあまりグっと来ない。
お話し的には、いまさら旧3部作のトレースをやるわけにもいかないから、、ガンダムオリジンで無理にやった感じのある過去編をやるのもまぁわからないでもない処置だろう。
映像化のためのエピソードが必要で過去編をやったのではないかと勘ぐっている。
しかし、過去編は個人的にはイマイチ面白くない。
1stガンダムでスキマとされていた過去が語られることで、逆にガンダムのおおざっぱでおおらかな世界観のアラが余計に目立ち、広い世界を構築して見えた1stガンダム空間で見知ったキャラが登場しすぎるため世界が狭く感じる。
スキマはスキマだからいい。というアレな印象。
この辺、偉大な原作を持つものの苦労というか。スターウォーズの新作はどうせ何をやっても原作を越えられません的なあの感じはある。
■感想3
しかし、2016年にもなって、ガンダムの新作を安彦良和で見てるとは思わねぇよね。当時の俺たち。
呪いは激しく深い。
キャスバルがシャアを騙ってジオン国へ。 ガルマと出会い、ライバル視される状況からかりそめの友情を構築する。
繰り返されるデモと治安出動で、反連邦軍気運が高まるなか、シャアはガルマをそそのかし士官学校の生徒の武装蜂起させ、連邦軍の治安維持部隊を武装解除する。
時を同じくして、MS開発計画は進んでいく。
■感想(大枠)
あらすじが大変描きにくい。
ようするにキャラ掘り下げエピソードや世界観掘り下げエピソードはあるのだが、別に話が動いていないのであった。
武装蜂起による治安部隊の武装解除というのは、大きいエピソードなのだが、それにとくに目的がないので盛り上がりに欠ける。
そもそもシャアが何をしたい人なのかは、宇宙世紀を通してブレブレにブレていてそれがミステリアスでもあるのだが、種明かしが過ぎると制作の都合上問題行動を起こすだけの人なので。
今回も、武装蜂起を画策するが、それで何がしたいのかといえば、わからんでもないけどもっとこういろいろあるだろ?絵的に必要だっただけだろ?みたいな。
ちなみに音楽が一部1stのものが使われているのだが、あれは卑怯なレベルでいろいろな感覚を掘り起こす。
■感想2(制作意図的な)
ガンダムを今の時代に作り直すとして、安彦良和のキャラ絵とCGのMSというのは正しい配分だと思う。
人間の絵と芝居に手書きのコストをがっつりかけていて、見ごたえがある。
安彦良和演出はわりとコミカルでオーバーアクションであり、全体的にリアリティレベルを上げたこのシリーズではちょっと浮いて感じる。とはいえ最近のアニメではあまり見ないマの使い方であり、絵の力と声優の演技でぐいぐい引っ張るのは流石だ。
MS戦闘は正直、びゅんびゅん動き回りすぎて、1stガンダム時特有の重さがなく残念だ。(今回はほとんどない)
装甲車、戦車での戦闘、白兵戦が描かれていて、そこは比較的それっぽいと感じさせる演出になっている。遮蔽物を使わないのでリアリティがあるわけではないが、丁寧な手書きの人間の動きと、CGが得意とする車両の動きの組み合わせは十分に見栄えがいい。CGによって、着弾や煙の処理が豊富に使えるようになったのもプラスだと思う。
キャラ劇を手書き、メカ戦闘をCGというのは、すでにメカもののスタンダードになっているが、大変相性がよいと思っている。キャラをCGでやることに、視聴者がなれるまでは最善の組み合わせの一つだろう。
安彦デフォルメのMSが見れないのは残念だが、これはもう仕方あるまい。
あと個人的にオリジンのMSはあまりグっと来ない。
お話し的には、いまさら旧3部作のトレースをやるわけにもいかないから、、ガンダムオリジンで無理にやった感じのある過去編をやるのもまぁわからないでもない処置だろう。
映像化のためのエピソードが必要で過去編をやったのではないかと勘ぐっている。
しかし、過去編は個人的にはイマイチ面白くない。
1stガンダムでスキマとされていた過去が語られることで、逆にガンダムのおおざっぱでおおらかな世界観のアラが余計に目立ち、広い世界を構築して見えた1stガンダム空間で見知ったキャラが登場しすぎるため世界が狭く感じる。
スキマはスキマだからいい。というアレな印象。
この辺、偉大な原作を持つものの苦労というか。スターウォーズの新作はどうせ何をやっても原作を越えられません的なあの感じはある。
■感想3
しかし、2016年にもなって、ガンダムの新作を安彦良和で見てるとは思わねぇよね。当時の俺たち。
呪いは激しく深い。
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