島国大和のド畜生
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映画 ピクセル 感想
■あらすじ
 かつて、NASAは地球外生命体に向けてビデオゲームの映像などをメッセージとして送った。
 それを見たヴォルーラ星人は、宣戦布告のメッセージと受け取る。
 現在。ビデオゲームを模した、ビデオゲーム兵器が地球に送り込まれる。

 かつて、ゲーセンに集っていたダメ少年たち3人が大人になりダメ中年となっていた。
 ひとりはダメ大統領に、ひとりはダメ電気工事屋に、ひとりはなんかもう本格的にダメな人に。
 地球の存亡をかけて、ビデオゲーム兵器との3本勝負が始まる。

■感想(純粋な感想)
 好みの映画だった。
 同じビデオゲームを扱ったシュガーラッシュは夢のあるディズニー味だったが。
 こちらは、ダメなおっさん3人+1が、ダメな感じでグダグダと事件を解決していく、ダメ中年スタンドバイミーといったテイストである。(だいぶ違う)
 ダメなおっさんのダメな友情と、そのキーがビデオゲームである、というのは、当時のゲーセンキッズだった人には刺さると思う。
 ギャラガ、アルカノイド、センチピード、ミサイルコマンド、パックマン、ドンキーコングでの戦いがメインで、乱戦のシーンではちょこちょこマリオやファイガ等が混じっている。テトリスやフロッガーはメジャーどころとして居るのはわかるが、ロボトロン2084とかすげぇね。この辺にピンと来る人にはオススメできる。
 センチピードは日本では知名度が無いが。

 あとアメリカ人のQバートの好きさ加減はほんとハンパないね。シュガーラッシュでも活躍していたが、こちらでも重要なキャラとして活躍する。
 他、マックスヘッドルームとかも登場。(俺は当時のパソコン誌記事でしか知らない)

 シーンの刻み方や、話のテンポが結構独特で、ガリガリのアメリカハリウッド映画と違う緩い感じがあり、そこも魅力になっていると思う。

 主演はアダムサンドラーで自分はこの人の他の映画を見た事が無いが、経済誌では最も稼いだ男2位をとっている。スタンダップコメディアンとして有名で、ほとんどの出演映画がヒットしているそうだ。ダメそうな感じがスゴイナーとか言っている場合じゃなかった。(プロデューサーでも有る)

 主人公のライバルとして登場し共闘した、ドンキーコング世界1プレイヤーは、実在のドンキーコングプレイヤーのビリーミッチェルに似せているという。(ビリーミッチェル名前しかしらないよ!)

 他、ガチダメな人の役をやっているジョシュギャッド(スティーブジョブズに出てた。あとオラフの声)もほんとうにダメな人の感じを見事に演じ、そこをテンポでサクサクまわさず、いやーんダメだわーという感じのマをとって、寅さんをみているような感じで微妙なムードを作り上げている。

 ダメ大統領もその地位と関係なく、彼らと仲良くやっており、ダメ男たちのダメな友情はいい雰囲気を作って全編気を抜いてダラダラと映画を鑑賞できる。楽しい。

 パックマンの開発者として岩谷教授が出てきて美味しい所もっていくが、実在の人物である岩谷徹氏もちょい役で出演しているそうだ。

 このあたり、全方位に気が使われていてしかし緩い感じがあり、とてもいい。


■感想2(話の構造)
 バカ映画なので。ドット絵の敵が攻めて来てゲームルールにのっとって戦うというバカを成り立たせるための大仕掛けとして、ダメ3人組の1人が大統領になっている。これでもう何でもありだ。
 そのあとも、ホワイトハウスの規模が、どっかの村会議ぐらいに見えるような演出で、軍隊もちょっとしたキャンプの規模で、それゆえにまぁいいか的な雰囲気が出ており、突っ込みどころにしていない。この辺はリアリティレベルを低めに押さえ、おふざけですよという前提をさっさと作り上げて、そのままグダグダ流しきる脚本と演出の手腕だと思う。
 それぞれの人物の登場も相当に強引であり、その強引さを上手く前後のバカ騒ぎやバイオレンスで馴染ませている。
 これはほんとうに見事な手腕で、この見事な手腕の上でダラダラグダグダした空間を演出しているというのは、素晴らしい。

 物語としては、子供の頃のイベントによって自信をなくしていた男が仲間と共闘し自信を取り戻すという、ベタな構造があり、それをビデオゲームで彩り、ダメな仲間の友情(友情というほど友情友情していない。そこがいい)でちょっといい感じにまとめて、全体的に緩い笑いで包むという、非常に練りこまれた、しかし練った感じのしない作りで見事。

■感想3(エンディング)
 シュガーラッシュはそのエンディングで、懐かしいゲームを一斉に登場させてファンサービスをしたが、ピクセルは、そこまでの物語をダイジェストとしてドット絵で表現する。
 これも大変気が利いていて、そこを拾うのか! というようなネタを細かく刻んでいく。

■まとめ
 ダメなおっさんに成長したかつてのゲームキッズには無条件でオススメできる。

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