島国大和のド畜生
■次世代くん ■プログラム ■アンテナ ■LINKS ■過去ログ倉庫---
映画:機動戦士ZガンダムIII星の鼓動は愛 感想
 普通に面白かった。以下ネタバレバリバリの為、未見の人はスルーの方向で。
 思いつくままにつらつらと

 辻褄合わせは最後まで成功していない。てか製作者側が投げてる模様。
 ラストのシロッコを倒すシーンでロザミアが出てきて
「あ、そういえばそんな人居たっけ。…ってなんでそこに出てくる?」
と思った人も多いと思う。

 個人的にZの話の転換点だと思っていたダカールがバッサリカットされているので、終局にむかって話が流れ込んでいく理由がわかりにくく、戸惑った。流されるままって感じ。
 紛争状態の開始から一応の終結までバックグラウンドの説明が無いので、なんとなく戦争してる感じが強い。現場の軍人以外が殆んど描かれない事による弊害か。
 ハマーン(アクシズ)、シロッコ(ジュピトリス)、ジャミトフ(ティターンズ)、シャア(エゥーゴ)の4つ巴のパワーゲームも、政治劇としては大変チープ。今回の映画はわりと個人の感情に左右される戦場を描いているみたい。
 1stは「スーパーロボなれど所詮局地戦でしかなくて戦況を左右する力が無い」って感じが新鮮だったのだけど、Zって「リアルロボだけどスーパーな活躍&個人の感情で戦況を左右」という一週回ってわけわからん着地点に見える。んで理屈無しでスーパーロボット化。

 映画を通してみると「個人の感情で動く人間は、周りを巻き込みつつロクな目に合わない」みたいな感じなのか?全体的なトーンは。にしても大儀で動いてるのがカミーユってのも微妙だが。
 どのキャラクターも感情が爆発するまでの、描写の積み重ねが少ないので、とにかくいきなり沸点が来ちゃうような印象。

 なんというか、物語としての破綻は言い訳不能な感じかも。


 富野節に関して

 情報量で押し流す。情報欠落を補う気無し。
 自著で「映像作品は繰り返し見ないのが前提」と強調する男のコンテとは思えない詰め込みっぷり。
 情報を積み重ね、うねらせ、何かが動いている感じを出す、手練手管はとんでもない。動きに込められている意味が多い。
 そういう「見事な断片」が寄り集まって映画を構成しているんだけど、映画の形は大変イビツ。
 この人には、良いシナリオライターが別につけばいいのになと思ったり。


 作画に関して

 メカ戦は素晴らしく気持ちいい。新規追加のカタパルト発進描写が複数有り、それぞれ違う視点で、別の感覚をくすぐる気持ちよさ。
 コクピット内パイロット斜め前方視点で、カタパルトがグッと遠ざかっていく描写はサラリと見せただけあって存在感が凄かった。
 まったくもって、20mのロボットがビーム剣でチャンバラするという馬鹿与太話の演出が、ここまで練りこまれていく様は壮観としか。
 無駄な事に情熱を燃やすのは重要だ。


 三作通して

 2作目はちょっと本気で「これは動きは気持ち良いけど内容グズグズにも程があるんじゃ?」と思ったけど、三作通してみればそのグズグズっぷりも「まぁしゃあねぇか」程度に思える。
 DVD買っていいかな。と考え中。
 TVシリーズのZには全く思い入れが無く、変なメカがガチャガチャ戦闘してるだけって印象で、正直キライといった方が近かったのだけど、その辺の感情の洗い落としにはなる映画だった。
 ぶっちゃけメカ数は1/4でも問題無いと思うけど。バンダイ恐るべし。

まぁ、キャラ数も1/4でいいと思うので、その辺キャラを増やさず話を転がすシナリオ技術不足の気もするけど。



ワークエリア
スポンサーリンク
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
本日、発作的に行くことにした『ZガンダムIII』。ネットで時間を調べたら、10分後に上演のがあるというではないか。スカイビルまで歩いていたら間に合わない。なので1メーターだけど、タクシーを使うことにしたのだが・・・着いたら、40分後だというではないか。あ...
2006/03/19(日) 14:35:38 | ○○○○
さて、最初のガンダムしか殆ど知らないワタクシが、続編である機動戦士Zガンダムが3部作で映画化されるって言うんで、とりあえず観てみた1作目、星を継ぐ者。感想としては、なんかよく分からず。そして2作目、恋人たちを観た感想としては、なんかキスしまくってるね~、
2006/04/14(金) 22:38:16 | 欧風
COPYRIGHT © 2004 POWERED BY FC2 ALL RIGHTS RESERVED.