お話的にはあと1冊で終わりそうだが、7巻の時もそう思っていた俺がいる。
人間魚雷「回天」の搭乗者を軸に話がグイグイと転がっていく。
回天の乗組員として、死ぬための訓練を続ける日々から、出撃、だがしかし、といった個人の視点と、戦局をからめて、ペースを落とさず7巻まで来た(8巻でちょっとスローになった。盛り上げ場でもあるから)
佐藤秀峰は話の盛り上げ方、ヒキの作り方、流れのタメ、視線の誘導が見事だな作家だと思う。
海猿、ブラックジャックによろしく、新ブラックジャックによろしく、特攻の島、と立て続けににメッセージ性の強いネタを扱っているが、メッセージを伝えたいというよりは「そういう素材がマンガとして強い」という嗅覚でネタを選んでいる気がする。
オススメできる。
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