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映画 キングスマン 感想
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 見た。面白かったので感想を書く。ネタバレ全開のため、見たくない人は回れ右で。


■あらすじ
 タイトルの「キングスマン」は、どこの国にも所属しないスパイ組織。外見は高級テーラー。これまでに数々の難事件やテロを解決してきた。
 主人公のエグジーはチンピラとして成長していたが、実はかつてのキングスマン候補の息子であった。
 父は仲間を護って死んでいた。
 エグジーの父に命を護られた工作員ハリーはエグジーと接触し、キングスマンへの道を示す。

 一方、実業家ヴァレンタインは、携帯のチップを利用し、特殊な信号を与え人を凶暴化し殺し合わせる事によって、ノアの箱舟のような選別と淘汰をしようとしていた。

 エグジーはキングスマンとして戦う事になる。

■感想
 原作がマークミラーのコミックで、監督がマシュー・ヴォーンということで、キックアス的なものを期待しつつ見た。
 個人的な好みを言えば、キックアスよりも楽しめた。かなり好みだ。

 もともとマシューボーンの映像は品のないダラけた感じなのだが、キングスマンは高級紳士服に身を包んでいるので、いつもの品の無いアホアクションがなんとなく格調高くなっており、マシュー・ヴォーン作品にこのピースがあったらシマるのになぁ、と思っていたピースがパチンとハマって感じた。
 スーツとか礼節とか格調とか、そういうパーツが映画を引き締めている。若者文化のだらけた感がやたら上手い監督だと思っていたが。ここが欠けてたのかもしれない。(キックアスはここが欠けてて当然だが、X-MENとか。)
 カツ丼に、微量の酢と白胡椒を入れると味が引き締まるが、そういうものが足された印象。

 チンピラだった頃のエグジーはパッとしない格好でいる。
 彼の周りのチンピラはジャージのような格好でいる。
 彼を導くキングスマンのハリーはスーツをビシっと着ている。
 悪役のIT富豪のヴァレンタインがパーカーを着くずしたラフな出立ちである。
 エグジーはスーツをビシっと来て、戦場へ向かう。

 なんという解り易いガジェットの使い方。しかし非常に良い効果を生んでいる。

 お話は、あらすじで述べたように荒唐無稽で、荒唐無稽ですよというのを示すスパイガジェットもほんとバカみたいで(銃弾を弾く傘、気絶弾が出る腕時計、爪先からナイフが出るシューズ)、アクションシーンも無駄な前転が多めでブレてない。

 しかもこれ、イギリスの映画である。あははははは。イギリス臭い。

 主演のタロン・エガートンはイギリスの俳優で自分は他の作品で見たことが無いのだが、非常にそれっぽい表情を(チンピラでもスーツを着て居ても)パシッパシッとカット毎に決めていて画面が絞まっている。
 ハリー役のコリン・ファースもめっちゃ絞まっている。胡散臭い感じで。

 残虐描写をスパイスに使っているので、その辺に抵抗のない人にはオススメできる。


 追記。
 本編中、オサレワード等が小ネタとしてちりばめられているが。自分がオサレに興味が無いので良くわからなかった。
 ちょっとだけ羅列しておく。
 知っていたものとして。

サヴィルロウ
 背広の語源になったロンドンのオサレテーラー通り。

ウィングチップでなくオックスフォード
 靴の形。飾りのないオックスフォードのほうがよりピシっとしたイメージ。

知らなかったものとして。

ブランド
 エグジーの着ている服は、イギリスの労働者階級が良く着ているブランド(フレッドペリー)だそうだ。およびアディダス。

コリン・ファース
 ブリジットジョーンズの日記でぐらいしか自分は知らないのだが。
 もともとこういう紳士然としたスタイルが定着している人だそうで。だからこそハマった紳士スタイルからのアクションが小気味良いらしい。
 しかも6ヶ月のアクショントレーニングを積んだとのこと。

 お話の構造が、年寄りから若者へ。貴族階級から労働者階級へ。という作りだから、それを補強するがジェットとして、オサレ背広や靴、ハット(キャップ)などが、使われている。コリンファースも。
 この辺、オサレやあちらの事情に詳しくない自分には、後で調べてなるほどなと思うことがいくつかあった。

 こういう調べればネタが出てくるというのは大変楽しい。

 作者の脳内だけでこねくり回されたネタよりも、味を感じる。

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