島国大和のド畜生
■次世代くん ■プログラム ■アンテナ ■LINKS ■過去ログ倉庫---
amazon_logo.jpg スポンサーリンク
漫画 ダンジョン飯 2巻 感想

ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス)
 読んだので感想を書く。

■あらすじ
 多くの冒険者が潜り、生活の糧を得る場としてのダンジョン。
 深部で妹をレッドドラゴンに飲まれた戦士ライオスは、エルフの魔術師マルシル、ハーフフットの鍵誌チルチャック、ドワーフのセンシと共に妹救出のため急ぎダンジョン深部に向かう。食費を浮かすために魔物を食べながら。

■感想
 基本的には、「ダンジョンに出てくるモンスターを食ったらどうか。」というセンスオブワンダー一発芸の作品。
 これで2巻、3巻と話を進めて読者の興味を持続させるのは困難だろうと感じるが、今のところは失速していない。
、『レッドドラゴンに食われた妹が消化される1ヶ月以内に助け出さねばならない』というタテツケは、『食う物語で食われたものを取り返す』という構造を作っていることと、タイムリミットを設けることで、話をダレさせないためだろう。
 しかし2巻までで14話。それぞれ大掛かりな食事をしているので、14日以上たったと考えるべきか、1日に何度も大掛かりな食事をしていてまだ数日と見るべきか。どちらにせよ「そろそろ妹消化されてるんじゃね?」というヒキをつくってあるのは上手いと思う。
 もうひとつの物語のタテツケ、『ダンジョンを制したものは黄金の王国を手に入れる』もあり、この二つの興味でひっぱりつつ、ダンジョンの日常や、魔法、生物の考察と、食べたらどうか、という卑近な話を展開していく。

 これ、本当に一発芸で、これを何巻も続けるのは難しいと思う。うまく転がしているなと感心する。
 1巻でダンジョンができた経緯を語っている場所などが、冗長だなと思っていたのだが、2巻あたりで、その辺のほりさげを再開していて、ああ興味の持続のためには、振っておかねばならないネタだったのだなと思い直す。(もっと短くていいじゃんとは思うが)

 いわゆるグルメモノ漫画は、以下の種類に分けれると思う。

・自分で作れそう(クッキングパパ)
・とてもじゃないが作れないし、食って大丈夫か疑問(包丁人味平)
・作り方を説明する気がないし料理は添え物(ザ・シェフ)
・材料集めの段階で無理(美味しんぼ)

 ということで、ダンジョン飯は美味しんぼ型に分類される。(ほんとかよ)

 どうせ食えないものなら、バジリスクだってオーストラリアのウィチェッティグラブだって一緒だろ。というもの。
(厳密にはそのウンチクが事実か空想か、という違いがあり、包丁人味平に分類が正しかろう)

 思いついてもこんなので、長期連載を開始するのは大変だから避けようと誰かが言い出しそうなもんだ。
 トリコが、独自世界グルメでなんとか成り立つのは、グルメバトルのバトルの側面も強かろう。

 空想のウンチクをふんふんと楽しく読むには、受けてにもそれなりの素養が必要である。
 そこを、まるっこくてかわいい絵柄(この人の絵柄はほんといいなと思う)でくるんで口当たりよくして、ウンチク(ダンジョン生態系+食べた場合)と、妹の危機によるタイムリミット、ダンジョン自体の謎、と3つ組み合わせて興味を引っ張る。
 タテツケとしては結構周到で、流石だなと。

 ダンジョンRPG的な話に抵抗がない人がゆるゆると読むのにお勧めできる。
 ちゃんとオチつくのかはわからない。

ワークエリア
スポンサーリンク
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
COPYRIGHT © 2004 POWERED BY FC2 ALL RIGHTS RESERVED.