島国大和のド畜生
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映画 THE NEXT GENERATION パトレイバー 感想 その2
 最後の一話を見る前に、見返したついでにテキストを書いておこうのその2
 前回のつづき。
 あまり情報を入れず見ているので、殆どの情報は映像からのみ。役者の名前とかには明るくないのでその場でググって記述している。
 上から目線な感じになりがちだが、業界違いだし一ファンがあーだこーだテキスト書いてるだけ。
 下から目線で書くと読むのがうっとおしい文章になるから、そこは勘弁で。
■エピソード7 タイムドカン
 爆弾魔が特車2課に爆弾を仕掛ける話。
 これもまた、初期OVAで似たようなのをやったような、似てないようなだ。
 ベタな爆弾魔話を、特車2課のメンツを川原でピクニックさせる原因として使って、安定のドタバタ。

 警察組織に爆弾が仕掛けられたとして、どう対処するかという最低限のリアリティラインを無視した展開なので、基本的な話の流れに突っ込みを入れるだけ無駄な感じ。
 そういえばパトレイバー全く活躍しませんな。
 レイバーが活躍しないのに慣れてはいるが、まったくってのはそれがアリかどうかは難しい所。
 監督は湯浅弘章。

■エピソード8 遠距離狙撃2000
 カーシャが要人狙撃犯にカウンタースナイプを仕掛ける話。
 これもまた、初期OVAで似たようなのをやったような、似てないようなだ。
 オタク的銃器知識を披露しつつ、アクセントそしてのギャグもいれつつ、しかしそれは控えめに、緊迫した画面を重ねていく。銃知識はちゃんとしたアドバイザーがついてると思われる。銃の種別と照星が違う気がするが、これはもう俺の知識の方が間違ってるんじゃないかな。
 太田莉菜(カーシャ)がめっちゃいい女でスクリーンサイズのドアップに耐えるので、成立したエピソードという感じではある。
 どうでもいいけど、高島礼子が、タメのシーンでタバコ吸うカットは、ちょとタメ過ぎだと思う。演出として気になるとそれはもうなんかやり過ぎというか。
 監督は辻本貴則。
 そういえばこれもパトレイバー全く活躍しませんな。
 そういうもんだと慣れてきているが、日活ロマンポルノ見に行って裸が出なければ健全な男子としてはどうかとは思う。
 パトレイバーはロボットものじゃないんだ。ってのはまぁそういう意見もあると思うが、ロボットプラモ売ってる以上そこは期待されても文句言えないと思うんで。

■エピソード9 クロコダイル・ダンジョン
 地下ダンジョンをごそごそする話。
 テレビ版第38話「地下迷宮物件」、新OVA版第13話「ダンジョン再び」の続編らしいのだが、覚えてない。もしくは見てない。
 自分が記憶に深いパトレイバーは初期OVAと映画2本で、TVと後期OVAはイマイチおぼろだ。(見てないのも多い)
 アルビノの怪獣を2課のハンガーにまでもってきてバタバタをやるのは吹っ切ったなーと感じたが。
 さすがに、物語に連続性が無い事を利用しての無茶な飛躍とそこからの爆発オチの多用は、こういうのは数が少ないから生きるんだよなと思わせる。(もしくはさらに繰り返してこそのマンネリの笑い。しかし劇場でやるとなると)
 デウスエクスマキナ(機械仕掛けの神/強引にオチを付ける舞台装置)としてのレイバーの発砲は、流石に飽きがきていてまたこれかという印象。
(監督は田口清隆)

■エピソード10 暴走! 赤いレイバー
 マッチムーブ(実写画像に合わせて3DCGを動かす技術)で実写背景の中を走る3DCGの4脚砲塔。映画版1を思い起こさせる冒頭と、大仰に入るタイトルロゴで、これは絶対スカすつもりだなと思わせる冒頭。
 このあたり、youtubeやニコ動見ていると趣味の素人や野生のプロが作ったマッチムーブの習作映像が結構あり、クオリティがバカ高い。ハリウッド映画と比べずともその辺と比べて一段落ちてしまうのは残念極まりないのだが、予算(工数)上限のない素人と比べるのも酷ではある。(CG作品に関しては、日本では素人とプロの逆転現象は多い。この場合の素人っても野生のプロだったりするし)
 んで冒頭でメカアクション色を強調しておいてので、当然のごとく新潟でぼんやりという展開になる。
 その後、テロリストが軍用レイバーを入手するわけだがさすがにそんな入手があるか。という程度の扱いでまぁ仕方がないとはいえ強引に話がすすむ。戦車一台盗んで暴走するような話なので、どこまでリアルにやれるかというと難しい所だが。
 夜間の首都高で暴走するレイバーは夜間であることと自然物が背景に少ない事からかなりいい具合に合成されている。セットも暗ければなんとか。
 当然予算の都合や、リアリティの都合を考えると格闘線やるわけにもいかず一発勝負として盛り上げるわけで、それ自体は成功していると思う。
(この回の監督は田口清隆)
 しかしレイバーvsレイバーはエピソード1以降ここまでなし。ともに一発勝負で混戦なし。10本やって2本。
 押井のパトレイバーなんだからまーこうだろうと思っていたが。普通の観客は押井なんか知ったこっちゃないと思うので、サービス精神はもう少しあった方がいいんじゃないのかとは思う。

■エピソード11 THE LONG GOODBYE
 泉野の同窓会話。過去回想で真野恵里菜(24)が高校生の制服を着て違和感ゼロという配役の勝利。
 映画、ロング・グッドバイ(1973)からの引用が多いんだけど、見てないんで知らん。
 特にパトレイバーに期待する内容の物語ではないので、あとは好みかどうかだが、それほど好みではなかった。
 こういう話も連作ならば幅の確保としてはアリだろう。だろうけど、だったらもうちょっと期待されてる話(ロボットが活躍する話とまでは限定しないが)をやった上でやるべきでないのかと思う。
 鉄拳コラボもそうなのだけども。
 地に足ついて、ある程度の満足をもたらしたうえで、幅や深みとしてやる分には歓迎できるのだが。
(監督は湯浅弘章)

■エピソード12 大いなる遺産
 映画版パトレイバー2の後日譚。次の映画への助走風。
 このエピソードに限らず、物語として、旧作のタテツケを借りているだけでなく、結構話がリンクしていて、これらはここからパトレイバーに入る人に対して不親切ではないかと思う。何しろ27年前の原作だし。
 エピソード12はその連結が強固で、過去の事件としてアニメの事件を語る必要から、絵が使われている。実写でこれは萎える。
 これ自体では完結しておらず。 

■ここまでの感想として
 好みとしては、エピソード1,2,4、10、といったベタのところが好きだ。人による部分ではあるが、最大公約数的にこのタイトルに期待されているのは辺じゃないのかと思っている。

 初期OVA(今はアーリーデイズとか言うらしい)は、パトレイバーというロボットを客寄せパンダにした割にはまともにレイバー戦闘を描かず、小ネタや一発芸で話数を稼ぎ、キャラを定着させ、5話、6話に二課の一番長い日(前後編)という、ちゃんとレイバーも活躍する自衛隊武装蜂起ものをやって好評価を得たという。(本当にあれが活躍かというと難しい所だが)
 この武装蜂起ネタはやはりちゃんとやれば面白くないハズがなく、その後映画パト2の下敷きになったりした。実写パト最終話もこれを下敷きにしたものらしい。これから見に行く予定だが。

 んで、ゆうきまさみ版ではそういう話ではないので、武装集団の蜂起との対峙とからめて語りたい都市論とか、戦争論を好き勝手に語るというのが、押井の得意技というか常套手段となっているのだが。
 これは、そのうんちくがハマるかどうかで作品評価は180度変わるし、見る人による。
 登場人物同士の会話なのに、セリフの内容が登場人物を向いていない(視聴者向けのひけらかしに近い)とか、うる星やつらのメガネがやればそれでいいだろうって内容も、攻殻機動隊の草薙素子にやらせるのはギリギリだったり、竹中直人に語らせてどーすんのって場合もある。視聴者がハマれば面白がれるし、ハマれなければ眠い。
 自分はパト2はとても好きなのだが、嫌う人が居るのも解る。主張が邪魔くさいにも程があるし。

 実写版もその感じが強い。冗長饒舌な長台詞は健在で、滑舌がいいからついていけるが、それ自体が楽しいかというと難しい所だろう。

 はてさて、パトレイバー首都決戦ではどこに着地するのか。
 どうせいつもの押井節だろうという諦観もありながら、それでも一定レベルは担保してくれる安心感があるので、見に行く事にする。

 見たら多分何か書く。
見たので書いた

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