島国大和のド畜生
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映画 プレーンズ 感想
プレーンズ (吹替版) 観たので感想を書く。



■あらすじ
 田舎町に住む農薬散布飛行機のダスティーが飛行機レースに参加する。
 彼はレース用飛行機ではなく、高所恐怖症である。しかしレースは夢だった。
 ベテラン飛行教官の軍用機(コルセア)のスキッパーの教えを受けて、レースに挑む。

■感想
 シナリオはベタベタにベタな展開だ。シナリオプロセッサで作ったかのような必須のエッセンスを的確に盛ってある。
 夢がある⇒行動指針。物語の進路。
 挫折や裏切り、トラブルがある。それらが解決していく。
 だがしかし、本当に的確なのだ。
 主人公を素直で邪気のなキャラクターとし魅力を持たせ、応援したくなるようなシチュエーションを用意する。
 その中で、選ぶべきでない選択肢をあたえ、マイナスに触れた針をプラスにゆり戻す勢いで物語を前進させケリをつける。
 だいたいのハリウッド映画は殆どこのパターンに乗っていて(それはマトリクスのような複雑とされるものもそうだ)全部同じじゃネーかよと俺なんかでも思うのだが、この様式美に乗っかるものをあれこれ入れ替える手腕によって充分面白くなる。
 というか、このフォーマットを外してちゃんと面白い映画作ろうとすると結構無理が出る。
 ぶっちゃけ、序破急とか起承転結みたいなもんと対して変わらんから。
 日本映画の場合、シナリオをどうすればウケるかという練度が低いのでフォーマットに乗っかる前に討ち死にしているものが多すぎるってのもあるし。
 勿論フォーマットに乗せれば絶対大ヒットってわけじゃないのだけどもさ。

 そういうわけで、プレーンズのシナリオワークはとても手堅く教科書的だ。
 そういう風に、冷めた眼で見てもキッチリ面白い。上手いなーと感心する。
 子供たちと一緒にみたが、充分子供を惹きつけていた。子供は飽きっぽいのでそれを惹きつけるのは見事だ。

■個人的な話。
 話が映画の感想ではなく、毎度のシナリオ構造の話になってしまったが、これはオレが最近文芸寄りの仕事もしているせいでもある。
 ゲームのシナリオの語り方というのはある程度フォーマットがある。これが正解という成功例もある。
 しかし、ネトゲ、ソシャゲのシナリオってあんまりまだ、フォーマットが固まりきっていないのだよね。
 主人公が任意のゲームでどうやってキャラを立てるのか。一体誰のキャラを立てるべきか。物語の完結が不明のまま一体何して盛り上げるべきか。そもそもユーザー同士の交流をジャマしない程度の物語で、スキップされてもゲーム的な問題が無いが、なんとなく面白い感じがする程度の物語ってどれぐらいモノか。
 まだまだ新しいジャンルだし過渡期だし。
 今のところ、こういうヤリクチを使えばイケるという手はない。

 俺自身は、語りたい物語を特に持ち合わせておらず、むしろ物語があるならどう演出するか、どうフォーマットに落とし込むか。どう物語に似合ったフォーマットを用意するか、みたいな所に興味がある人間なので。
 やはり引き出しを増やしておかねばならないと思い色々と見たり読んだりしている。

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