島国大和のド畜生
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~鋼(はがね)の超絶技巧画報~ 髙荷義之展 感想
~鋼(はがね)の超絶技巧画報~ 髙荷義之展
 ちょっと前に見てきたので感想を。
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・約350点のイラスト(高校時代などのものも含む)
・高荷画伯が使っていた筆、ペン、アクリル絵の具(リキテックス)
・ちょっとした説明

 を見ることができる。

高荷義之: 鋼の超絶技巧画報 (らんぷの本)この本に収録されている内容と類似する。
(戦車、飛行機、艦船、007、マクロス、ザブングル、ダンバイン、ガンダム、ゴジラ、オメガブースト、SF挿絵~ たまらんちん)
 本は大変いい感じではあるが、如何せん版が小さい。絵の迫力がどうしてもそがれてしまう。
 現物を見た後だと、脳内で再構成できるので、とりあえず展覧会に足を運ぶ事をオススメする。
(というか、ファンはみんな行ってるだろう)
 朝イチで行けばそれほど混雑していない。

 自分は、マクロス、ザブングルのボックスアートで、高荷画伯の名前を知り、以後意識的にその絵を見てきた。
 水彩の筆跡の残るざっくりした塗りに、しかしあまりにも見事な光と影の表現が収まっていてとんでもなくカッコイイ。
 おそらく一番好きな画家である。

 地面や、空、海面は、ほんとうにザクザクと塗られていて筆跡も荒々しいのだが、その面、面がそれぞれ的確な色で、とてもリアルに感じる。
 戦闘機の回っているプロペラをどう表現するか、艦船が掻き分ける白波をどう表現するか、みたいな部分の的確なかっこよさが凄い。
 どう見ても水彩で筆跡をぼしょぼしょと残して描いているのに、そこに乗っている色が見事なセレクトでまるで写真やCGのような計算ずくを感じる。
 単色で塗られた鉄の塊があったとして、それを描く際に、陽光を受けて、ドコがどうギラりとするか、ドコがペタっと陰になるか、見たいな部分のセレクトがまるでレイトレーシングのような緻密さで、しかしザッザとした筆跡の残るタッチで描かれている。カッコよすぎる。(オレは一体何回カッコイイと書いたことだろう)

 物凄い数を描いてきており、資料マニアでもあったということから、表現の引き出しが大量にあり、かつ的確なのではないだろうか。
 本当にカッコイイ。イカス。見栄えがいい。いいなぁ仕事で関わった知り合いが居るのだが羨まし過ぎる。

 今回の展では、モノクロ原稿や2色原稿の原画も含まれており、水墨画のようにほぼ一発で描かれた水彩によるそれらは、なんかもう凄すぎてビビる。
 アクリルによる画も殆どが予定通りに描き始め予定通りに描き終えたのだろう、という迷いの無い筆運びに見えるが、描きあがった絵からはそういった情報を読み取り難い。
 しかし2色原稿(黒と朱の2色の薄墨+ホワイト)からは、筆運びが想像ではあるもののある程度読み取れ、しかもこれがまったく迷いない筆運びっぽくて、ほんともう、うはー。うはー。と、心の中で息が荒い。
 なんぼでもundo出来るデジタル絵に慣れてしまった目には、まぶしすぎる。
 しかも、使ってる画材が、普通に売ってるそこらへんのやつ(リキテックスと模型用筆)なのでもー。

 見応え有り過ぎて素晴らしい。

 12月25日で終了だそうなので、こういうの好きだけどまだ見てない、って人で東京圏のヒトは是非ダッシュで。
 素晴らしいですわ。(素晴らしいを何回書いたか) 
 
 

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