島国大和のド畜生
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イシュタルMK2 メカ語り
 イシュタルMk2はガサラキに登場するロボットである。
 劇中、ロボットはTA(タクティカルアーマー)MF(メタルフェイク)と呼ばれる。
 人工筋肉(オカルト要素あり)を用いた4m程度の1人乗りのメカで、戦車以上の地上走破性と、立体的な機動が出来る。
 ちなみに、イシュタルに限らず、雷電もとてもカッコイイ。
 物語は近未来と平安時代を舞台とする。
 この近未来は、放送当時からみてちょうど今ぐらいを指す。日本国内でアジア系移民が増え、暴動も発生し、PKFに日本が派兵し、といった時代。
 そういった状況下での2脚歩行メカ。いかにしてリアルな2脚歩行メカを成立させるかというイカしたチャレンジがある。

 今回はイシュタルのほうに主眼を置く。

■頭部
 頭部はエイブラムスまんまで噴いた。
 初めて見たときは、ザ・アニメージを想像した。
 しかし、頭部の旋回動作や、小口径機関銃の内臓を見ると、これはカッコイイ。アリだ。
 パイロットの頭部は、このエイブラムス頭の中に納まっており、スライドさせて有視界で行動する事もできる。
 ロボの頭部としては、かなりの冒険であり、類例がなく(アニメージと一緒にすんなよ!)、大変カッコイイ。
 とてもいいデザインだなと思う。
 キット3コは買いたい。

■内部構造 
 人工筋肉自体はオカルトなのだが、それの配置やそのほかコクピットレイアウトなどが、非常に細かく考えられていて、整合性も含めとても楽しい。
公式サイトにもその一部の設定画があり、今見てもテンションがあがる。

■シルエット
 ロボットはその初期から筋肉、鎧を模した装甲だが、このまえダグラム語りで述べたように、そのパターンの模索は常に続いている。
 イシュタルは、前腕や太もも、スネ、ふくらはぎのラインが筋肉や甲冑的なラインでまとめられており、またボディは女性的ななまめかしいライン、そのくせトップヘビーで顔面が戦車のターレットと、非常に独特でイカス。
 特に手足が、先端に向かって細くなるデザインはモーメントを考えるとこうなるべき類で、とてもそれっぽい。
 マジンガーZの呪いというか、手足が末端にむけて肥大化するのは、力強いシルエットかつ、玩具として立ちやすい(コケない)などの理由で、殆どのアニメロボットに採用されている。
 イシュタルの手足が細いのは敵メカで、メーンパイロットが女性ということで採用されたデザインだと思う。
 また、ボトムズ以降猛威を振るったパタパタ装甲(主に腰部分などの装甲を分割して大腿の可動域を増やすデザイン。他手の甲、足の甲などの関節部分のカバー等にのパタパタ動く装甲のデザインをパタパタ装甲と勝手に呼んでいる)が無い。あれはボトムズのサイズ、ボトムズの世界観だからこそ成立する類なので、パタパタ装甲を生み出した高橋監督作品でパタパタ装甲から決別しているのは大変感慨深い。
 代わりといってはなんだが肩に固定の防弾版があり、いいアクセントになっている。

 とにもかくにもイシュタルのシルエットはほんとうにイカしてる。

■ウェポン
 頭部の固定武装以外は、肩にマウントされたグレネードランチャーや大口径銃を状況に応じ、マニュピレーターで操作する。
 普段は肩からぶら下がっているそれらの武器を、発射時に手を沿え照準する動作は大変カッコイイ。
 ちょっとまて、手で操作しなくても、ウィーンと動いて照準すればいいじゃないか。関節のるメカがある世界だろ!
 その辺が、リアルとヤボの鬩ぎ合いだが。
 動画で見た時のカッコ良さがハンパないので。これはこれでいいじゃないか。

■パーツの分割
 装甲やパーツの分割線が、かなりかっこいい。
 特に、大腿部や、ふくらはぎ部など、緩い曲線と直線のあわせがイカしている。
 よくあるロボのよくある分割、よくあるデザイン、から距離を置いていてとても野心的でカッコイイ。
 あと、ライデンアーマーと比べても、無駄な線が少ない。
 キットを作って同じスケールのAFVと並べると解るのだけど、ある種のキットたちは線が多すぎる。イシュタルは線の多いところと少ないところに偏りがあり、実際のビークルと並べた時の見栄えがよい。
 とにかく線を増やせばカッコイイだろ的なデザインでない(いや当時としては地獄級の線の多さだと思うが。よくこんなの手描き作画で動かしたなぁ)のが、とてもカッコイイ。

■スキッドローラー
 画像を探して見つからない。
 オプションパーツで、ローラーつきのソリのようなものを脚部に装着し、整地であれば高速で移動する事ができる。
 ボトムズで一世を風靡したローラーダッシュ機構みたいなもの。
 人工筋肉+2足歩行というのがアイデンティティのメカなのでローラーダッシュ的な移動は封印かと思いきや、オプションパーツでそれをやってきた。
 

■まとめ
 ちょっと前にダグラムのメカ語りを書いているのだが。
 あっちはなんだ。かっこよさに理屈があるのだが、イシュタルのカッコよさはわりと感覚的なものが多い。
 スーパーカーのデザインみてこの角度がカッコイイとか言っても通じ難いように、イシュタルのよさは、なんかこうパーツの合いがイイんだよ!的な曖昧な物言いになってしまう。
 それでもやっぱ一度文字にしとこうと思うレベルでイシュタルはカッコイイ。
 ちなみに、映像作品での活躍もとてもいいし、お話もとっちらかってはいるけど面白いので、身長4mロボ好きには無条件でお勧めできる。

 とりあえず、語りたくなるメカとして、2連続で高橋監督作品なのは、メカフェチのツボを突いてくるからだろうなと。

 読みたい人が一人も居なくても、この「メカ語り」シリーズは気が向いたときに続けようと思う。

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