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キック・アス 映画 感想

キック・アス<スペシャル・プライス版> DVD
 DVDが1000円以下になったので購入。直後にTV放送決定。
 いいんだ、TVじゃ残酷シーンカットだろうし。ちっ。

 以後ネタバレバリバリで。


■あらすじ
 ギーク少年のデイヴはアメコミ好き。誰もヒーローにならないので自分がヒーロースーツを着てヒーローをやってみる。このヒーローの名前が〝キック・アス”
 結果、とくに鍛えておあらず、超能力もない彼は暴漢に刺され車に引かれ緊急入院することになる。
 その際、ヒーロースーツ着ていることを隠す為に脱いだので、ゲイ疑惑も浮上する。

 ゲイ疑惑のおかげで学校のアイドルと「こんな友達が欲しかった」と親密になったり、陰で続けるヒーロー活動がyoutubeにアップされヒーローとして人気が出たりする。

 学校のアイドルが、麻薬のプッシャーと関わってしまった事を解決すべく、キックアスは行動を開始するが、そこでガチのヒーロー〝ヒットガール”と出会ってしまう。

 ヒットガールは父親ビッグダディに鍛え上げられた戦闘マシーン。
 ビッグダディは犯罪組織に妻を殺され陥れられた過去があり復讐の為にヒーロー活動をしている。

 彼らと関わることで、大量の犯罪組織の構成員を殺害したのはキックアスであると勘違いされ、犯罪組織との戦いに飲み込まれていく。

■感想
 単純に面白い。ギーク的、ナード的なバカセンスの面白さとしては十分だと思う。
 ただ、そういったオタセンスの比重が高いし、残虐シーンが多いので、あまり広くお勧めできるわけではない。
 自分と似たセンスの人はニマニマしながら見れると思う。

 ヒーロー映画というのは、そこに正義への信念がないと暴力映画になる。
 ので、キックアスは暴力映画となっている。(そういう描き方をしたことがこの映画の売りだろう。)

 その視点から見れば、正義のヒーローはサイコだし。一般人は軽率だし。マフィアはもともとまともじゃない。
 主人公は特殊能力なしで、サイコかつ超人、まともじゃない面子に巻き込まれていく。

 タテツケと演出で映画としての必要なアベレージは稼いでしまった。
 あとは趣味性全開で決着といった感じだろうか。

 しかしお話としてはなんというか、アドリブ的過ぎる気がする。練られてはいるのだが。
 犯罪組織との戦いになるきっかけは、ヒットガールが持ってくる。倒すきっかけもヒットガールが持ってくる。主人公の立つ瀬はない。(狙ってそういう作り)
 映画の構造として、投げっぱなしジャーマンが多く、フォロースルーが足りない印象がある。
(それが味なのだが、それゆえ映画の快感が足りないと感じる)

 もともとこれ、大手もそれなりに興味を示していたタイトルだが、監督がグロシーンやキャラクターの変更を譲らず結局自主制作映画となったという。
 あえて狭い所に着地した印象。(とはいえセールス的には大成功を収めている)

 ある世代、年代の人はヒーローというのにそれなりの思い入れがあると思う。
 バットマンやスパイダーマン、スーパーマン、アイアンマンは、それぞれのヒーロー像を見せた。
 言ってしまえば、フリークスかサイコだ。金持ちの道楽てのもある。
 言ってしまえば「まともじゃない」のだ。

 度を越した自警活動なんてのは警察の仕事で個人がそれをやってはリンチだ。犯罪者と変わらない。
 能力も信念もなくそれに踏み込むと、この映画のようになる。

 市民を守るためという建前が、市民のろくでもなさによって通用しない。

 そこまで踏み込んでいるので、ぜひあと一歩、ならこの状況でも成立するヒーローとは何か。
 みたいなところまで押し切って欲しかった。

 というのは贅沢か。






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クロエ・グレース・モレッツのためにある映画。 彼女の出演部分だけつなげて、音楽も差し替えて作りなおしたいくらいだ。 顔のパーツそれぞれはなんてことないのだが、合わさると不思議とチャーミングになる。 勘のよい人なのだろう。アクションが実にいい。 合間合間のセリフがいい。見栄の切り方がいい。 スタッフも、クロエのパートだけ気合いが入っている(笑)。 他は見るべきものなし。 ...
2014/07/26(土) 04:54:35 | 23時の雑記帳
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