島国大和のド畜生
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そのスキルは本当に重要か?
これってIT業界も全く同じじゃねえ?あるいは何故デカイ店のコックは育たないか

 これに関して思った事を。別に批判や反論では無い。単に思った事。

 大きい所は分業が進んでいるから、仕事をはじめてしばらくは、ひたすら玉ねぎ炒めとかをやる。それはそれで大事だけど、 小さいところで「何でもやらないといけない」という方が、絶対勉強になる。

 そういうヤツに「じゃあちょっとそこの肉焼いて見て」「こう言うの作って」と言っても、全然作れない。


 ここまではその通りだと思う。

 IT業界の話に沿わせると、大手から中小に来た人は本当に使い勝手が悪い。
 大手は、細かな仕事をやってくれる別の部署がある。備品管理だって、会計処理だって、PCの購入からインストールネットワーク設定までやってくれたりする。
 開発に関しても大手のディレクターはプログラムやデザイン解らなくても通訳してくれる人が居る。
 そういうつもりで、中小のディレクターをやられては現場は溜まらない。
 だって人手が足りないから使えるものはネコでも使う。ディレクターがデバッグやりつつモーション直してたとか、普通に有る。そういう意味で大手でしか仕事した事が無い人は「出来る事が少ない」というのはある種事実だと思う。

 しかし。
 サラリーマンとしてのアガリはどこなのか。
 料理人としてのアガリがどこかは知らぬが、オーナーシェフだとしよう。
 オーナーシェフは仕入れから広報から調理まで全部やれる、見れる能力があった方がいいんだろう。多分。

 サラリーマンのアガリは人によっては違うが、レストランの立場で言えばオーナーだろう。
 オーナーシェフでなくてオーナー。
 オーナーは料理作れなくていいし、広報も仕入れも担当者に任せればいい。担当者の能力を見る目があればいい。そんなものは数字で見れる。
 数字で見れるものなんてたかが知れているが、追いかけるのがお金って数字なんだから数字だけ見てればいい。
 数字を追いまわしていれば大博打で当たる確率も低いが大損する率も低いだろう。

 サラリーマンの別のアガリとして適当な上級職というのもある。部長とか課長とか。

 部長とか課長に必要なのは、料理の腕前では無い。IT屋であったとしてもプログラムの腕では無い。

 これは俺がどう思っているかではなく、会社が組織としてどう捉えるかの話だけど。
 料理人の腕は金で買える。アウトソース出来る。
 シェフは料理人の名前で客が来る場合もあるが、プログラマの名前で仕事がくる時代では無い。

 凄い腕前の人(絵描きでもプログラマでも企画屋でも)アウトソース出来る能力であれば、一定以上のリスペクトはなされない。
 中小企業で働いて手に入る能力の多くはこの「アウトソース」出来る能力だ。
 ノマドとか。
 フリーランスのプログラマとか。
 フリーランスのweb屋とか。

 大企業でのアガリはその能力では手に入らぬ。
 その企業の風土に馴染み、芸風に迎合できた者のみが、その切符の権利を得て行く。

 何かその企業の持つ面倒癖ぇ意味不明のルールや会計処理の手順などというのはそういうふるい落としとして機能している。
 もちろん飲みニケーションなんかも含むんだろう。

 中国人のマフィアは同郷の言葉を使うものだけを重用する。企業の風土というのはそういう符牒でもある。

 何を持って良質の体験とするかは人それぞれだが。
 直接戦力よりも役に立つスキルは存在していて、そのスキルはなかなか誰からも与えられない。
 今時こんな丁稚奉公システムも無いもんだと思うが。

 サラリーマン的なアガリのうち、ある種のアガリを目指す人は。
 まったくもって、料理もプログラムもその他のスキルも重要視するポイントでは無くなってしまう。

 もちろん何でもできる奴が一番いいが、パーフェクトな人間になるのは無理なので。
 適所最適化を考えるなら、どういうスキルを積むべきかは人によって違うのでしょうね。

 というご面倒なお話。

2012/09/15(土) 05:12:42| 固定リンク|日記| トラックバック:0 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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