島国大和のド畜生
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映画:ローレライ
 豪華版DVDを借りたので映画館に続いて2度目の視聴。感想2度とも変わらず。
 個人的には面白い映画だと思う。
 ちなみに私は、映画館→小説→DVDの順で視聴してます。
 ではネタバレバリバリで行くので見たく無いヒトは避けて通るべし。
 この映画の物語を引っ張っているのは

1.潜水艦の中枢部に革ツナギの超能力少女
2.第3の原爆が東京に落ちるのを阻止する、タイムサスペンス
3.国家的切腹というカタルシス思想

 の3つかなと。

 んで、2番「タイムサスペンス(&潜水艦バトルアクション)」としてはよく出来てるし、アクション映画のバックボーンとして3番「国家的切腹」は重すぎず軽すぎずで悪くない。

 問題は この1番の「革ツナギ超能力少女=パウラ」の存在(それに代表される、アニメ的リアリティ)を許せるかどうかが、殆んどの人の、この映画の評価に直結するんだろうと思う。
 個人的には「物語に大きな嘘は1つまで主義」の人なので、パウラの存在には否定的。

 ただ、興業的なキャッチーさを狙うなら、パウラは必須項目で外せないから、飾りとして入れといて、物語は2番、3番で引っ張る、というのは間違いじゃない。というか、意図的か結果的か知らず、そういう話になってる気がする。
 しかし、その2番3番がソコソコいい感じだっただけに1番が足を引っ張って見える。 

 これはリアリティが無いというよりこの程度のリアルさでやるつもりだったんだろうけど、他をがんばり過ぎた所為で浮いちゃったと見るべきなのかも。(戦争的な血生臭さを排除してある所から見ても、商業的なターゲットを広く取ってあるんだろうし)
 「この程度でいいじゃん」と用意した素材を、意外と上手に調理しちゃった所為で「素材の素性が気になる」ようになっちゃったと。

 たぶんアメリカやソ連の潜水艦だったら、文句も少なかったんじゃなかろーか。
 日本人がファンタジーにするには、第二次世界大戦はまだ近すぎると。私のような第二次世界大戦をファンタジーでしか知らない人間にとってもファンタジー過ぎに感じるわけだから。それとも現時点で10代の子にはコレぐらいで丁度なのか?
 それとも娯楽作品に対して第二次世界大戦を云々する方がアレかも知れぬけど。

 にしても役所広司はわりと辻褄が合わない役どころなのにそれっぽい感じにまとめててビックリだ。役者の演技はそれぞれ物凄くバラついているけど、全体としては「人物個人は掘り下げない」ように撮影されていてガジェットとしてしか扱われてないので、大丈夫と言えば大丈夫な感じ。石黒賢に丸眼鏡かけさせてあの演技させるという、もうアニメ的記号満載だから実写的重みを期待する方が無理が有る。それを嫌う人も多いだろうけど。
 そんなわけで、見る方が割り切れば、面白く見れる映画なんだけど、出来の良い所が良いだけに細かい所が大変気になる。というのが私の感想。
 一部、潜水艦の外のシーンの合成があまりにチープ過ぎてちょっともったいなく感じたのも付け加えておく。それ以外はそんなに酷くないですよ。合成もCGも。

以下余談
 この感想を書く前に、ネットでいろんな人の感想を見てみたけど、クソミソに貶してる人多いよね。ビックリだ。そこそこ誉める所もある映画だと思ったので。

 映画に何を期待したかは人それぞれだし、予告編やTVスポットでは今回ゲンナリさせられる部分はワリと伏せられてたから理解出来ないでもない。
 んでも、3つ目の原爆とか潜水艦のデザインとか、一応時代考証を通してあるギミックに対してリアリティが無いと言っちゃうのは感覚だけで感想を書きすぎてる気がする。




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