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漫画:嘘喰い 感想
嘘喰い感想
 今23巻まで。
 お話としては「嘘喰い」と呼ばれる伝説的ギャンブラーがその全てをかけて、戦国時代から存在する日本の影を仕切る賭博組織「賭郎」の権力をめぐりさまざまな博打に挑戦する。というもの。
 博打漫画の場合どうしても問題になる「勝ちを補償する権力(勝った負けたをバックレさせない)」としての「賭郎」と、警察組織を絡めて「暴力(賭の前提をチャラに出来る)」をうまくチョイスしている印象。
 主人公が圧倒的に体力が無いのも、話のフックになっている。

 ただ、キャラクタの描き分けが弱かったり、話が頭に入りにくかったり、博打の仕掛けが冗長だったり、1博打に5巻使ったりと、マイナス面も目立ってきた。
 目立ってきたけど、マンガとしての魅力も強く、一応追いかけている。

 物語の序盤は、解りやすく現実に足のついた賭博、地下ルーレット、マンションカジノ、個人情報漏洩などを題材にしている。
 それ以後、命がけの大勝負として、随分大掛かりな博打が行われる。金額も億に届いたり、そこでの暴力は普通になる。
 この辺りは銀と金と同じで、解りやすいところから初めて作者の得意とする方向に引っ張っていった感じだろうか。
 個人的には仕掛けの飛躍はまだ許容できても、それに使われるページ数がどんどん多くなっていくのはちょっとつらい。1博打に数巻が消費されるので、話が中々進まない印象を受ける。

 絵柄は独特なもので、書き込み、トーンワークが多く、止め絵の処理に特徴があり、この作家の世界が構築されている。
 キャラの書き分けというか、描き方の問題で、ちょっと物語を追い難い部分もあってそこは初読時には苦労した。
 女性キャラのぞんざいさに比べ、男性キャラ、特に老齢マッチョ紳士(夜行さん2名)のシルエットにはすごく気が使われており、作者は枯れオヤジフェチのカレセンではないかと疑う。

 主人公の体力的な弱さ、ギャンブルに置ける暴力の重要性、国家暴力。
 このあたりのおいしいネタを引っ提げてどこに着地するのか、興味を持って追っている。
 上手い決着を望みたい。

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