島国大和のド畜生
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ガンダムUC1~3感想
 ストレス解消に、ガンダムUC1~3がセットで1050円レンタルだったのでPS3でまとめて見直す。
 こんなにしょっちゅう見るならDVD買ったほうがいい。
 バナージの心の動き以外は、それぞれ覚悟を決めた人たちの話なので不自然なものがなく、ご都合主義的な展開には、それぞれ最低限の理由をつけてある。このあたりが勢いだけで押し流さない安心感につながる。
 やはりしっかり面白い。

 ものすごく個人的な話をすると。
 自分は宇宙戦闘にはたいして興味が無かった。「画面横切りながら銃を撃ってるだけ」「装甲越しに口げんかしてるだけ」というZガンダム(TV)のろくでもない記憶が強く、面白い殺陣がめったに無い印象がある。
 宇宙戦闘を飛躍的にかっこよくしたマクロスだってミサイルが糸を引く以外にぐっとくる殺陣はめったにない。

 そんななか「宇宙戦闘なのにかっこいいじゃねーか」と思ったのは逆襲のシャアだった。

 逆襲のシャアの戦闘は、遠距離から長距離射撃、範囲攻撃ではじまり、中距離で射撃戦、近距離で格闘戦になる。近づいていく過程がちゃんと描かれていて、遠距離ではほとんど弾が当たらない(当たれば儲けもんで爆発物を発射する)ということが徹底されている。
 それが近距離戦の緊迫感を生む。

 映画なので、枚数を使って、近くのものが遠くに行く、遠くのものが近くに来るという演出がしっかり行われる。
 画面の遠近を使った動きは、作画が大変なのでTVなどでは一瞬の加速などでごまかしてしまう。
 ここをじっくりやると大変見栄えがいい。作画大変だろうなと思うが。

 逆シャアでは、そこをじっくり丁寧に描いた上で、さらに小技の塊だった。
 ダミーバルーン、足の裏のスパイク、ゆっくり飛ぶメガ粒子砲、戦艦に貼り付けられたタイヤ、核弾頭。
 流し見しているだけでMS戦というのがこういうものであるという情報が大量に吸収される。

 神は細部に宿ると考える派なので、これはやられた。以後宇宙戦闘は逆シャアが俺の中で基準となった。

 物語としての逆シャアは「サイコフレームってなに?」あたりの解釈で駄作にも傑作にもなっちゃう類で自分には判断が出来ないんだけど、宇宙での戦闘演出はほんとうにここで1段進歩したと思う。
 逆シャア以前と以後。

 で、この逆シャア的な宇宙空間戦闘演出はその後特に目立つ形では見かけなかった。(勉強不足。映画のZはやっていた。)

 ガンダムUCはその正統な後継者であると感じる。
 丁寧な戦闘演出は見ていて本当に楽しい。

 まだまだ逆シャア比較でなんだけど。
 冒頭わざわざシャアがサザビーに乗り込むシーンで、コクピットを頭部に持ってきて「モノアイとはこういう仕組ですよ」というところからモビルスーツの説明と宇宙での戦闘の説明をやる(それを知らない奴はわざわざ逆シャア見ないというのは解っていてもちゃんとやる)という丁寧さで、全体が貫かれていた。

 ガンダムUCはクシャトリアの出撃によってそのあたりを描く。描くんだけど、説明のためではなく、ここを細かくやるのがかっこいいんだ。という感じの描き方。
 いやかっこいいんだけど。ちょっとそれは演出の方向として狭いんじゃないかと感じる。
 これはもったいない印象を受けた。

 あとCGに関して。
 逆シャアではスペースコロニーがCGで描かれていた。
 UCは、いろいろなものがパートパートでCGだったり手描きだったりしている。
 CGは細かい線の多い立体的なものがゆっくり動くのに向いていると思っている(早く動くと目が追えなくなる)。
 MSはかなりの部分が手描きで描かれ(動きに味がある)止まった状態のMSをゆっくりカメラがなめるときなどにCGが使われる。
 (動くMSはゆっくりでも手描きのものが多い。そうとう作画が大変だろうに、よくやると感心する。これはCGより手描きの方が演出に合う、という判断だろう。まさにそのとおりだと思う。)
 火が入ってる(人が操作している、人の意思で動いてる)MSはなるべく手描き、戦艦や動いてないMSはCG,みたいな切り分けがなされているのではないか。

 CG自体は丁寧なモデリングとよくマッチしたシェーディングで、まったく違和感が無い。
 相当なコストがかかっているから出来る事だろうが、非常にこなれている。なんでもCGにせず演出で調整してあってとてもいい。

 物語は三話まででは、動き出したが終わる方向が見えない状態なので語らない方向で。

 しかしめちゃくちゃ逆シャア観たくなるなUC観てると。

 

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