島国大和のド畜生
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オリジナリティのあるゲームとは
 オリジナリティのあるゲームデザインとはどういうものか。
 4gamerにすばらしいゲームのルールとは何だ、という記事を書かせてもらったんだけど、もうちょっと、細かい話。
細かすぎて汎用性が無いので、ここに垂れ流す。


■純ゲームと模倣ゲーム
 ゲームには大別して2種類ある。便宜上ここでは以下のように呼ぶ。
・現実、仮想現実と関係の無いルールを用いたゲーム「純ゲーム」
・現実、仮想現実を加工、模倣、接点としたゲーム「模倣ゲーム」


「純ゲーム」は例えば、オセロ。例えば、ソリティア。
 もう数字合わせやら、絵合わせやら、ルール自体がゲームで、ルールしかないもの。
 ソリティアやらリバーシやら。

「模倣ゲーム」は、「純ゲーム」以外のほとんどのゲーム。
 何か現実や仮想現実を「模倣」したゲームと思っていい。
 ファンタジーRPGは、ファンタジー世界での勇者の活躍をゲーム化したものだし、シューティングゲームは、戦闘機による戦闘行為のゲーム化。

 べつにどっちがいいとか、どっちが正しいとかは無い。
 ただ、純ゲームは、それだけだとアピールしにくいので、商品、商売として成立しにくいけども。


■模倣ゲーム
 で、今回は「模倣ゲーム」のお話。

 これも大雑把に2種類あって。
・現実や仮想現実をシミュレートしてゲームにする。
・ゲームを解りやすくするために現実や仮想現実を利用する。

 前者はカンタンな話で。シミュレーションゲームとか。例えば戦争をシミュレーションするために、実際の戦争を簡易化模式化したもの。
 格闘ゲームや、シューティングゲームだって最初は前者だったと思う。

 後者の話。
 例えばトランプの大富豪は、どう見てもただの純ゲームなんだけど、数字の上下に貧富の差を見て、革命に思いを馳せるから、あのゲームは面白いし、解りやすく覚えやすい。
 マインスイーパーだって、あんな地雷処理が有るわけ無いんだけど、地雷処理だと思えば理解しやすい。
 将棋にしろ、チェスにしろ、原点から模倣と整理が繰り返されて既に殆ど純ゲームなんだけど、あの駒に王や兵士をみるから、解りやすい。
 テトリスですら、ブロックが「降る」という表現を使うように、重力という現実をゲームの説明に使っている。

 そんなわけで、現実や、仮想現実をかぶせて、ゲームを解りやすくするのは、非常に良い手なのね。

 もそっとなじみ深いところの話をすると、例えばRPG。
 ドラゴンクエスト1とかは、日本にRPGを定着させようという意思をもって出てきたゲームなので、その辺凄く気が使ってある。
 「ひのきのぼう」より「はがねのつるぎ」の方が強そうだし。「かいしんのいちげき」などバトルも解りやすい。ウィザードリィやウルティマで既に存在していたものだけど、これを日本にもってくるにあたって、どういう風にすれば解りやすいかを再考証してある。
 先行するゲームを模倣して、味付け変えてるだけじゃない。現実や、表現したい仮想現実を元に、ルールと表現を選別している。


「オリジナリティのあるゲームデザイン」とはどんなのだ?
 はい。タイトルに話がやっと戻ってきましたよ。
 もう、解ったと思いますが。

 模倣に模倣を重ねてもダメ。必ず一度、現実や表現したい仮想現実に立ち戻って、それを模倣する。

 専門用語やら、新しい単語、商売用のキーワード。
 それが新しいオリジナリティってことは、滅多に無い。新しいから良いって事もない。

 現実や、表現したい仮想現実をどうゲームにコンバートするか。
 そこのせめぎあいがオリジナリティを生む。((ことが多い)と思ってる)

 格闘ゲーム全盛期に、サムライスピリッツで大切り一発で瀕死ダメージにバランス設定した奴はエライと思う。
 普通あんなことしたらバランス取れないって誰かが突っ込む。
 でも刃物で切ったら死ぬだろ?表現したい世界に合わせて、ルールが作られている。その上でバランスが取れている。
 キングスフィールドだって、あれ誰かが止めるゲームシステムだ。最初にやった奴はエライ。
 ジャンピングフラッシュのジャンプ時自動で下を向くカメラは良くやったと思う。

 ゲームから、ゲームを生んでも、オリジナリティは無い。(滅多に)
 「新規**システム!!」いらねーよ。そもそもそのシステムがどんだけ面白いかしか興味はねぇよ。

 別に、オリジナリティが一番重要とは思って無い。練りに練られたゲームが生む快感もある。
 しかし、オリジナリティがあるということは「そこに挑戦がある。」。


 最近、携帯や、ブラウザゲーム界隈などで、
「市場の動向を常に見て、新しい流行があったらすぐ模倣作、類似作を作るのが成功の秘訣」
 という、当然だけど、それ酷くね?という言説を鼻高々に語るのを多く見るようになったので。

 オリジナルを作った奴には、敬意を表すべきだし、単純な模倣はパクリと非難されるべきだ。

 実際、ソーシャルゲームブームからこっち「パクればいいだろ?」てのはマジで良く聞く。事実ヒット作が、アレのパクリ、これのパクリと酷いありさまだ。
 古参のゲーマーとしては、「はいはいそうですね」というのは仕事以外では言いたく無いし、仕事でもそれなりの仕掛けは混ぜたいんだよ。


 あまりまとめずに時限投稿をしかけて終わる。
 後で読み直して自分でビックリだ。

2010/08/02(月) 11:07:10| 固定リンク|ゲーム| トラックバック:0 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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