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漫画:生活(福満 しげゆき) 感想
生活を読んだ。
 今なら、フィギュア付き特装版もまだ入手可能な模様。
イン殺さんとこの感想が大変面白かったので興味を持った。


■あらすじ
 世間に溶け込めない。微妙に距離感がある。うだつが上がらない。不満がある。不安がある。
 アルバイト、ニート、女学生、定年退職間際のサラリーマン。それぞれがちょっとした暴力行為から、ある種の組織的犯罪を起こし、街を巻き込んでいき、やがて巻き込まれていく。

■キャラクター
 福満しげゆきのキャラクターはげっ歯類的な可愛さと、ちょっと病的におびえた態度、世間との折り合いが悪そうな表情を持っていて、ちょっと病んだ漫画にはピッタリだった。
 ある種のリアリティが全てのキャラにそれなり以上に乗っかっており、記号的なキャラが血肉を得る事によって淡々と酷いことを書くのに大変合致している。

■お話
無軌道なような計画的なような、物語のキャラクターたちの活動は、そのままストーリーテーリングであり、無軌道なような綺麗に収まったような話になっている。
 こういった物語とそのディティールをコツコツと考えている、作者の怪物性というのは結構凄い気がする。この人漫画家になって良かったなぁ結婚してて良かったなぁ。犯罪者にならなくて良かったなぁと思わせる密度がある。(実際の本人はそういうタイプではないのだろうけどそう思わせる勢いがある。)(んでもこの人のあとがき見てると、実際そういう人と思わせる文章が多い。キャラ作りなのかマジものなのか解り難い。今回の本のあとがきなんて、ウシジマくんの感想から始まってる。)

■そんなわけで
 1冊で綺麗に完結していて、密度もキャラも濃さ十分なので、満足感のある一冊でした。

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