解りやすくする為に会社組織を、軍隊ゲーム的に分けると。
歩兵 現場作業
特務兵 歩兵の中でも特殊な能力を必要とする現場作業
軍曹 兵員の教育係+現場最高権限者
士官 戦術(局所的な戦い方)を考え指示を出す
司令官 戦略(大局的な考え方)を考え指示を出す
歩兵は、やること決まってて、雑務も多いけど、やった、終わったの繰り返しだからわりと楽しいと思う。
特務兵は、個人的には一番楽しい。
やるべき事が決まっていて、かつ特殊能力生かせて、しかも集中出来るから。
軍曹とかはもう地獄。教育なんて成果出にくいし、責任ばかりでやりたい事が出来ない。成果が出てもそれは教育受けた側の手柄だしね。
上に突かれ下から突かれで面倒ばっか。
士官は仕官て、ずっとヤキモキしてなきゃいけない。
指示した通りに、兵員が動かない。指示がちゃんと通らない。現場がどんどん遅れてくる。こんな状況を士官の立場で何が出来るかと言えば、司令官に期間と予算をくれと進言し、現場にいいからもっとちゃんと仕事しろよと伝えるだけ。あとは、完成ラインの引き下げを要求するとか。
そういう「多勢を動かす為の資料」を作って、ネゴして、って作業が殆どで、ゲンナリする。
もちろん、神風管理職として歩兵やったり特務兵やったりも出来るけど、正直これは最後の手段なんだよね。人が育たなくなる。
司令官はもうさらにヤキモキ。
予定も予算も現場がグズグズにしちゃうし、かといって自分で出来ることは限られる。
現場には現場の理があるように司令官には司令官の理がある。
でも、現場が無理なものは無理、と思うように、司令官にも無理なものは無理。
ということで、ピラミッドの頂点が面白そうには全然見えない。
battlefield2っていう戦争ごっこゲームがあるんだけど、司令官やってるより明らかに、前線で銃撃ってる方が楽しい。
これは何故かというと、自分のスキルと成果が直結するから。
おそらく、仕事も同じ。
頂点だと、成果は構成員に左右されるんだけど、現場付近は自分のスキルで成果が出るんだな。
ちゃんと成し遂げた感があるのは現場。
河森監督のいう、ピラミッドの頂点が楽しい組織ってのは組織の構成員がみんな有能なんだと思うわ。
そういう状況なら、頂点がやりたいように事が進み、頂点の実力以上の結果が出る。
そんな風に恵まれた組織が大変羨ましい。ただしそういう組織は能力無いと生き残れないから殺伐としてるかもしれぬ。
普通の組織は、出来る奴も出来ない奴も混じっていて、基本的に人に任せれば、想定以下の結果になることも結構多い。そりゃもうヤキモキする。
ピラミッドの上の方が良いとは限らない。
実際のトコロ。
ピラミッド型をしていない組織だったとしても、給与がフルフラットってわけじゃないだろうしねー。
世の中理想的な職場ってそうは無いし、ほんとうに理想的な職場があったとして、そこが自分を求めてくれるのかはまた別。
人生色々、組織も色々。生きて行くのも働いて行くのも大変だ。って事で。
と言う事で、河森監督作品で、グっと来たことはあんまりないんだけど、バルキリー
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あと、気が向いたらこの記事も読んでくンろ。
うぁー。急いで会社行かなきゃ。
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