奇しくも全部ひらがな、全部カタカナの2冊を纏めて読んだ。
■そばもん 1

ちょうどマンガの創り方を読もうとしていたところなので、具合がよい。
天才蕎麦職人の孫で、その技術を全て伝授されたという矢代稜が、あちこちで蕎麦を打つ、というお話。
料理漫画の構成としてもかなりコテコテなんだけど、確かな画力と取材に裏付けられた蕎麦ウンチクで手堅く面白い。
料理漫画は、ウンチクを語るだけになりがちで、それを防ぐ為には人情話を織り交ぜるぐらいしかないんだけど、その按配が見事。
■ネムルバカ

私の中で、チャンピオンの巻末の「木曜日のフルット」(ユルイギャグ漫画)を描いてる人という印象だった、石黒正数は、それでも町は廻っている(未読)等で有名な人らしい。
ネムルバカは、大学の女子寮の同室のバンド活動をする先輩と特に何もしない後輩の話。
大学生のユルさがリアルで、お話の飛び具合も漫画としていい感じ。
1冊通してのプロットの展開と回収がキチリとなされていて読後感が良かった。
最近新しい漫画を捜して読んでなかったけどやっぱ自分の守備範囲外も読まないとイカンなー。いつもと違う感想が出る。
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