島国大和のド畜生
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日本のゲーム屋の今後の世界戦略は?
 さて、こういう記事がありまして。
日本のゲーム産業は巻き返せるのか 世界シェア20%落ち込みの衝撃
ソニーのゲーム機「プレイステーション」が登場した1994年当時、三次元CGでゲームを作る技術では、日本メーカーが他を圧倒していた。アメリカではゲーム機「3DO」が登場するが、良質なソフトが不足し程なく消えていった
という事実誤認も甚だしい文面があるので記事の信憑性はさておき。
■何故シェアが減ったか。
 まず、日本語の世界シェアは、2%なのでそれが20%のシェアを取っているのは立派と思わねばしゃーない。
 しかし60%を超えていた時期があることも事実で、それが何故可能だったかを考えると、日本のゲーム消費者が大変優秀だったからではないかと。

 新ハードを惜しげもなく買う、高いソフトでも発売日に定価で買う。新規性のあるどこの馬の骨か解らないタイトルでも買う。
 そうやって支えられた日本市場は開発費の高いゲームをコンスタントに生み出す事を可能にし、それが不可能な海外に圧倒的な差をつける事が出来た。
 任天堂的なハードウェアロイヤリティ商売を可能にしたのもこの優秀なゲーム消費者のおかげ。
 日本市場で資金を回収出来れば冒険的な作品も作れるし、物によっては海外市場でも売れる。

 しかし、残念ながら今の日本のゲーム消費者にその力は無い。
 とにかくゲームの消費が落ちてる。
 いいゲームが無いから売れないのか、売れないからお金が無くていいゲームが作れないのかは鶏と卵だけど、そもそも若者人口減ってるわけで、売上を維持するのは無理。
 ソフトの価格は昔と同じで開発費はケタが違う。そのうえ市場が狭くなった。

 翻って、例えばアメリカは英語圏全てに向けてゲームを作れる。アジアは日本に比べ人件費が安い。開発の情報はすべて英語圏が握っている。

 この状態で世界シェアを伸ばすのは無理だろ、フツーは。

■どうやって戦うか。
 しかし戦わないと食えないので戦う。さてどう戦おう。
 この辺はもう個人的な感触でしかないのだけど。

 そもそもハリウッド映画が世界で通用するのは、言葉の壁、習慣の壁、文化の壁を暴力的に破壊しつくした結果で。世界中の映画を見る人達には、ハリウッド文法の映画が解る。
 その上で徹底したマーケティング。原作レイプと言われるぐらい、マーケティング優先で中身を作る。

 翻って、日本の漫画、アニメが世界に進出できたのは、絵である特性から人種の壁、文化の壁を超え易かったから。
 また狭い島国の共通言語と認識で作られているが故、世界向けでは無いのだけど、だからこその特殊性に魅力があったりする。
 ゲームも、それと同じじゃないかと。
 
 なので、そもそも、リアルに走ったらアメリカには勝てないと思っている。
 彼らは実写で世界を制しているけど日本は実写では世界を制する事が出来ていない。

 そういうわけで、戦うならセンスで戦うしかない。ゲーム的なデフォルメを如何に上手くやるか。(絵だけの話じゃないよ)
 この辺を意識してるところは意識してるし、任天堂なんてまさにそういう戦い方。

 日本の強みは現実の換骨奪胎と記号化が上手い所にあるのだから(萌えでもオタでもわびさびでも、見立てでも、どういう言い方でもよいけど)、現実のままのリアリティで戦うのは得策ではないと思う。

 というのが私の考え。
 そういう戦い方するから、お金ください。というのがセールストーク。


2009/01/29(木) 01:59:16| 固定リンク|日記| トラックバック:0 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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