島国大和のド畜生
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4gamerインタヴュー補足>ゲーム業界は目指さない方がいい。
shimaguni_Charley.jpg 4gamerさんとこで、インタビューを受けた事に関する補足。

 自分がよく言う話として、「ゲーム業界なんて目指すな」というのは本心。
 ぶっちゃけ、ゲーム業界に入るだけなら簡単に入れる。いつだって人手不足だし、不景気な時でもどっかに仕事は転がってる。
 でも、「ツブシ」が効かない。
 例えば営業職なら、売るものが、車から羽毛布団に変わっても、ノウハウの1%ぐらいは使えるハズだ。
 ゲームで他の業界に行っても使えるスキルって思いつかない。
 一応これでも、俺自身が他業種からゲーム業界に来たクチなので、大変強く実感する。

 そして、ゲーム業界で、10年持たずに辞めていく人も多い。向いてなかったか運が無かったか。
 そうした時に、やはり次の職探しはとても大変だ。

 こういったことを踏まえ、前途有望な若い人に、ゲーム業界を手放しではオススメできない。

 自分が、つねに「オススメできない」というのは、それでも、ゲームを志す人は何だかんだ言っても来るから。漫画家になりたい人みんなに漫画家はオススメと言って回る編集者は居ない。出来る奴は来るし残る。
 才能ある奴が、もしこれで将来に不安を感じて逃げても、それ以上にゲーム業界を甘く見て入ってくる人が減るならプラスマイナスでプラスだと思う。(不幸の総量で。)

 なので、俺とかが、オススメできないと言ったぐらいで、業界を目指すのをやめる人は、そのタイミングでやめるのは大正解。
 そもそも、俺自身はゲーム業界で10年以上食ってて、これはアリだと思うから辞めてない。
 勿論辞めてく人はスゲー多い。

 デジタル系のエンターテイメントの仕事というのは、個人がこなせる量と質の差が大きい。
例えば。
 プログラマの仕事ってのは、本当に個人能力に左右される。出来る人なら1日で出来る仕事が、出来ない人には10日かかる。そもそも全く出来ない場合もある。
 出来るプログラマは、他の人より全然、やすやす、簡単に、楽をして他の人より仕事をこなせる。しかも仕事をしていく過程でライブラリが増えどんどん能力が高くなる。
 絵描きもそう。油絵だの、カラーインクだの使ってた時代はともかく、デジタルになってからその仕事の密度速度は、出来る奴と出来ない奴で数倍の差が開く。
 そもそも、上手い絵を描くというのは、特殊技能で、習得できない技術の領域がある。
 プランニングだって、実際数倍以上の差が開く。これは基礎知識としてプログラム、3D、絵に関する蓄積があるかが大きく影響する。書類作成だってただ字が書ければ出来るわけじゃない。
 いい加減なことを言ってるようでも、裏づけがある場合と無い場合があるんだから、そりゃ裏づけが無い奴の言う事は信用されない。
 で、業界に入ったときに、最初からだいたいコレぐらいの差があって、仕事の中でこの差が開いていく。仕事しながらこれ埋めてくのは大変だ。

 他の仕事と比べると、例えばレジ打ち作業なら、出来る人と、出来ない人の差は2倍も開かない。その上で給与の差なんか殆ど出ない。
 普通のSI系のプログラマとかも、知り合いに話を聞くにそれほどバカみたいな差は開かない。(多分、3Dとか、ゲーム系は必要な知識が多義に渡りすぎる上、トレンドがよく変わるからだと思う)

 だいたい解ってもらえたと思いますが。
 出来る奴は食ってけるし、未来も将来もあるから、ゲーム業界はオススメしてもバチは当たらないと思う。
 俺みたいなのですら、なんとか食えてる。
 でも、ハンパなキモチや覚悟で目指すべきでは無いし。そもそも覚悟やキモチなんてのは、屁のツッパリにもならない。
 能力が有るか無いか。その能力が生かせるか。
 これはゲームに限らず、全ての仕事にいえることだし、実感してる人も多いと思う。

 アバウトそんな感じ。
 どうにも、自分が「ゲーム業界なんか目指すな」というと、過剰反応する人がたまにいて。
 この辺は毎度語ってることだし、本1本2にも書いたんだけども。
 まぁ読み取りにくいかも知れない。
 そこいら辺は、私の説明力不足なんだけど、なんつーか「みなまで言うな」って部分もあって。
 はい。そんな感じです。

2008/12/21(日) 12:57:03| 固定リンク|ゲーム| トラックバック:0 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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